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令和5年度 国の予算編成に対する東京都の提案要求(最重点事項・一括版) (105 ページ)

公開元URL https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.lg.jp/collaboration/pdf/r5_kouki_zentai_shiori_2.pdf
出典情報 令和5年度 国の予算編成に対する東京都の提案要求(最重点事項)(11/17)《東京都》
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高速道路網の整備推進及び有効活用等

高速道路網の整備推進
(提案要求先 国土交通省)
(都所管局 都市整備局・建設局)

首都圏三環状道路に加え、首都高速都心環状線新京橋連結路(地
下)や晴海線延伸部など、首都圏における高速道路網の整備を推進
するとともに、必要な財源を確保すること。
<現状・課題>
首都圏三環状道路は、首都機能を担う東京圏に不可欠な広域交通基盤であり、
最初のリングとして全線開通した首都高速中央環状線は、外環や圏央道とともに、
交通分散による渋滞緩和やネットワーク強化による移動時間の短縮など、高いス
トック効果を発現している。
しかし、首都圏の高速道路網にはミッシングリンクが存在し、首都高速道路な
どの都内の高速道路では、交通集中による渋滞や事故が依然として頻発している。
渋滞のストレスを感じることのない快適で自由自在な移動を実現するためには、
活発な都市活動を支える高速道路網の強化が不可欠である。
また、日本経済をけん引する首都圏の国際競争力を強化するためには、人やモ
ノの流れをスムーズにして、生産性の向上や観光振興などを促進するとともに、
全国にその効果を波及させ、日本経済の活性化と持続的な成長を支えていく必要
がある。さらに、激甚化・頻発化・広域化する自然災害から首都機能を守り、救
援・復旧活動を迅速に進めるためにも、その生命線となる高速道路網のリダンダ
ンシーの向上が不可欠である。
<具体的要求内容>
(1)首都圏三環状道路を構成する外環や圏央道の未開通区間を早期かつ確実に
整備するとともに、圏央道の4車線化を推進すること。
(2)交通が集中する江戸橋JCTの渋滞緩和に寄与する都心環状線新京橋連結
路(地下)を早期に事業化すること。また、晴海線延伸部は、首都高速道路
の中でも特に交通が集中する江戸橋・箱崎JCTなどの渋滞ポイントを避け
て、都心と湾岸線の相互アクセスを可能にするなど、高い整備効果が見込ま
れることから、事業者を早期に決定し事業化すること。
(3)首都圏三環状道路の概成を見据え、第二東京湾岸道路など広域的な交流・
連携を促す路線の計画を具体化すること。
(4)首都圏の高速道路網の整備に必要な財源を確保すること。新規路線の事業
化に当たっては、地方公共団体の負担が過大とならないよう、料金徴収期間
の延長などにより有料道路事業の財源を確保すること。
(5)都市高速道路の整備に対する日本高速道路保有・債務返済機構への出資率
については、出資者である地方公共団体の意見を尊重し決定すること。

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