り質の高い、効率的な医療につなげることが重要である。既にマイナ保険
証活用を通じて、医療機関は患者の過去の診療・投薬の履歴を参照するこ
とが可能となっているが、さらに、
「電子処方箋」が整備されれば、患者
の処方箋情報をリアルタイムで把握することが可能となり、重複投薬、重
複検査等の効率化も可能となる。
審査支払機関において少ない処方薬数を高く評価するといった他国の
審査事例も参考にしつつ、医療費の適正化に取り組むべきである。
〔資料
Ⅱ－１－61 参照〕
イ）マイナ保険証の利用促進
マイナ保険証利用率は低い水準にとどまっているところ、医療機関等
に対する支援を十分に講じてきたことを踏まえ、利用者である国民にマ
イナ保険証のメリットを実感してもらう取組を強化する必要がある。
そのため、前述の通り、既に講じている医療機関・薬局に対する支援措
置・インセンティブ措置とあわせ、患者の窓口負担の軽減策を検討すべき
であり、また、医療機関のマイナ保険証利用率にも着目した評価を設定す
べきである。
〔資料Ⅱ－１－33 参照〕

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