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提案書14(2601頁~2800頁) (62 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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概要図

「腹腔鏡下スリーブ状胃切除術[腹腔鏡下胃縮小術
(スリーブ状切除によるもの)]」について

【技術の概要】
・肥満症患者に対し腹腔鏡下に胃を切除し、減
量を行い、合併疾患を改善させる。
【対象疾患】
・6ヶ月以上の内科的治療によっても、十分な効果が得
られないBMI35以上の糖尿病、高血圧症、脂質異常症
又は閉塞性睡眠時無呼吸症候群のうち1つ以上を合併
している肥満症患者ならびにBMI32以上で糖尿病の合
併ないし高血圧症、脂質異常症又は閉塞性睡眠時無
呼吸症候群のうち2つ以上を合併している肥満症患者
(日本肥満症治療学会ガイドライン2013年版)
・日本肥満症治療学会のアンケート調査によると2022
年1年間で913例施行され、保険収載された2014年の
183例と比較すると5倍に増加している。
・大弯側の胃を切除し、小弯側の

【海外との比較やその効果】
・肥満外科手術は欧米諸国では年間5,000例以上、東ア
ジア諸国の中国、韓国、台湾でも年間2,000例以上施行
され、スリーブ状胃切除術が過半数を占めている。
・肥満外科手術により糖尿病などの合併疾患の寛解/治
癒や生命予後の改善、医療費の削減などが報告されて
いる。
わが国におけるスリーブ状胃切除術の減量効果
(kg)
40
30
20
10

0
術後 1年

2年

3年

4年

5年

6年

7年

【診療報酬上の取り扱い】
・K656-2
安全性の高い手術。
・40,050点(自動縫合器加算6個を限度)
・通常、5-7個の自動縫合器を使
・当該手術を術者として5例以上実施した経験を
用する。
有する常勤の医師が1名以上配置、腹腔鏡を使
・わが国においても、30㎏以上の
用した胃の手術が1年間に合わせて20例以上実
高い減量効果や合併疾患の高率
2662施などの施設基準あり。
な改善効果が確認されている。
胃をバナナ状に残すシンプルで