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提案書14(2601頁~2800頁) (200 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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超音波ガイド下腕神経叢麻酔
【技術の概要】
腋窩アプローチ
腋窩の超音波画像と、穿刺イメージ
・プレスキャンではなく、一貫して超音波ガイド下に腕神
経叢麻酔を行う。
【対象疾患名】
・手術・処置・検査などの目的で上肢の麻酔を要するもの。
社会医療診療行為別統計では2019年6月の上肢伝達麻酔の
実施回数は7,194回であった。
斜角筋間アプローチ
・全身麻酔が困難な高齢者等に特に有用性が高い。
【現在当該疾患に対して行われている治療との比較】
・ランドマーク法では、解剖学的な神経の走行に沿って、
視診・触診・放散痛により穿刺位置、方向、深さが決まる。
AA:腋窩動脈,BBM:上腕二頭筋,CBM:
烏口腕筋,TMM:大円筋,MN:正中神経,
・超音波画像を用いたプレスキャンでは、穿刺前に神経・
UN:尺骨神経,RN:橈骨神経,MCN:筋
血管等の走行を画像で確認して穿刺するが、穿刺開始後は
皮神経,三角印:ブロック針
超音波画像を用いない。
・超音波ガイド下の腕神経叢麻酔は、穿刺から薬液の注入 斜角筋間の超音波画像と、穿刺イメージ
終了まで一貫して超音波画像を確認しながら実施するため、
安全性・確実性が高い。
・超音波ガイド下の上肢伝達麻酔は、ランドマーク法など
と比較して、成功率、優位性、所要時間、穿刺回数、血管
穿刺発生率、効果発現時間、成功率において優位性がある
とされる。
【診療報酬上の取扱】
・L麻酔
・腕神経叢麻酔を一貫して超音波ガイド下に行った場合は
2,600点とする。
MSCM = 胸鎖乳突筋、MSA = 前斜角筋、MSM = 中斜角筋、J = 内
・麻酔が困難な患者の全身麻酔8,300点より代替できる。 2800頸静脈、C = 内頸動脈、矢印 = 腕神経叢、* = 椎体前頚筋膜