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提案書14(2601頁~2800頁) (162 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

HEADS-UP SURGERY FOR VITREORETINAL PROCEDURES: An Experimental and Clinical Study.
Eckardt C, Paulo EB
Retina. 2016 Jan;36(1):137-47.

4)概要

20人のボランティアがヘッドアップ方式と従来の方式で細心の注意を払った作業を行うことを比較した。また8ヶ月間に400
件以上の硝子体手術でヘッドアップ法を日常的に使用したことをレトロスペクティブに分析した。91.7%のボランティアが
ヘッドアップ法のエルゴミクスを好んだ。顕微鏡操作の速度と容易さ、画像の鮮明さに関して類似していると判断された
が、ヘッドアップ方式では、ミスがかなり少なかった。接眼レンズの解像度は立体ディスプレイの約2倍、被写界深度はほ
ぼ同等であることが確認された。臨床では、人間工学の改善、デジタル画像処理、大型ディスプレイの使用などが大きな利
点となることがわかった。

1)名称

RESOLUTION, DEPTH OF FIELD, AND PHYSICIAN SATISFACTION DURING DIGITALLY ASSISTED VITREORETINAL SURGERY

2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

Freeman WR, Chen KC, Ho J, Chao DL, Ferreyra HA, Tripathi AB, Nudleman E, Bartsch DU
Retina. 2019 Sep;39(9):1768-1771

4)概要

網膜硝子体手術用ヘッドアップ3Dシステムと標準的な接眼システムで、被写界深度、横方向の解像度、画質を医師調査およ
び光学測定の結果を用いて評価した。高倍率での被写界深度に関する医師によるアンケート調査のスコアは、デジタル3Dシ
ステムの方が優れており、他のすべてのカテゴリーでは同等であった。デジタル3Dシステムの横方向の解像度は接眼システ
ムの半分であったが、デジタル3Dシステムでは被写界深度の向上が見られた。外科医の印象では、高倍率で被写界深度を評
価する場合、デジタルシステムが優れていることが示唆された。

1)名称

THREE-DIMENSIONAL HEAD-UP DISPLAY VERSUS STANDARD OPERATING MICROSCOPE FOR VITRECTOMY SURGERY: A Systematic
Review and Meta-analysis.

2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

Wang Y, Zhao X, Zhang W, Yang J, Chen Y
Retina. 2022 Jun 1;42(6):1151-1160

4)概要

網膜疾患に対する3次元ヘッドアップディスプレイ(3D HUD)を用いた硝子体手術と標準手術顕微鏡(SOM)の効果を
PubMed、Cochrane Library、Embaseデータベースを網羅的に検索して比較検討した。主要アウトカムは、手術時間、術後最
高矯正視力、内照度、術中合併症である。副次的アウトカムは、裂孔原性網膜剥離の再接着率、黄斑円孔閉塞率などであ
る。2,889眼に及ぶ15件の研究が含まれた。SOMと比較して、3D HUD硝子体手術は手術時間が長かったが、SOMより低い眼内
照明で手術が行われていた。術後の最高矯正視力、術中合併症、裂孔原性網膜剥離の再接着率、黄斑円孔の閉鎖率に有意差
はなかった。3D HUDは眼内照明による網膜の光毒性は低いが、手術時間が長くなることが示唆された。硝子体手術の結果と
合併症は、3D HUDとSOMで同程度であった。

1)名称

The DISCOVER Study 3-Year Results: Feasibility and Usefulness of Microscope-Integrated Intraoperative OCT
during Ophthalmic Surgery.

2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

Ehlers JP, Modi YS, Pecen PE, Goshe J, Dupps WJ, Rachitskaya A, Sharma S, Yuan A, Singh R, Kaiser PK, Reese
Ophthalmology. 2018 Jul;125(7):1014-1027.

4)概要

眼科手術における顕微鏡一体型術中OCTの有用性の3年間の前向き研究の報告である。DISCOVER試験は、単一施設、複数の外
科医による、施設審査委員会承認の治験機器前向き研究である。参加者は、前眼部または後眼部の手術を受け、3つのプロ
トタイプ顕微鏡一体型術中OCTシステム(Zeiss Rescan 700、Leica EnFocus、Cole Eye iOCTシステム)のうち1つで術中
OCTイメージングを受けた患者である。DISCOVER試験には、8307眼(前眼部244例、後眼部593例)が登録された。術中OCT
は、820眼(98.0%)で画像取得に成功し、実現可能性を示した。後眼部手術では、173例(29.2%)でiOCTにより手術中の
方針決定が変更された。DISCOVER研究は、眼科手術における術中OCTの潜在的な価値と影響が評価された。

1)名称

Alterations of Foveal Architecture during Vitrectomy for Myopic Retinoschisis Identified by Intraoperative
Optical Coherence Tomography

2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

Itoh Y, Inoue M, Kato Y, Koto T, Hirakata A
Ophthalmologica. 2019;242(2):87-97

4)概要

強度近視に合併した牽引性網膜分離症に対する硝子体手術において、中心窩の内境界膜(ILM)剥離を行った場合と中心窩
周囲で剥離を行ったfovea-sparing ILM剥離(FSIP群)での術中の網膜微細構造の変化を術中OCTで評価した。ILM完全剥離
を行った9眼中8眼(89%)でILM剥離後の網膜微細構造の悪化(網膜分離の悪化、中心窩剥離の出現、黄斑円孔の発生)が
みられた。FSIP群の6眼では術中OCT画像で網膜微細構造の変化を生じなかった。網膜手術の際に、網膜微細構造構造をモニ
ターするために術中OCTを使用することを推奨する。

⑯参考文献1

⑯参考文献2

⑯参考文献3

⑯参考文献4

⑯参考文献5

※⑮については、1.の「主たる申請団体」および「上記以外の申請団体」以外に、提案される医療技術に関する研究、会合、論文発表等を実施している学会等
の関連団体や研究者等の名称を記載すること。

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