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提案書14(2601頁~2800頁) (107 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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植込型ループ式連続モニター装置移植術について
【技術の概要】
・植込型ループ式連続モニター装置を経皮的に左前胸部に植込
手術で、対面もしくは遠隔モニタリングで原因疾患を診断する。

【対象疾患】
・原因が特定できない失神/動悸等の不整脈の症状を有する患者
または心房細動を検出するための潜因性脳梗塞患者
・2022年1-12月JADIA(日本不整脈デバイス工業会) 調査によると
年間対象患者は5658人であった。

【新しいエビデンス】
・費用対効果の高さ
潜因性脳梗塞患者の心房細動を検出する
ための植込型ループ式連続モニターによ
る継続的管理は、通常のケアと比較して
早期診断治療介入ができるため費用対効
果が高く、推定29,570豪ドル改善した。
J Arrhythmia, 37 (4) (2021), pp. 1077-1085

・診断能力の高さ
【概要図イメージ】
・デバイスの種類

・植込み部位と術者

虚血性脳卒中で心房細動の事前証拠がない
患者では、30 日間の長期外部モニタリング
と比較して、12 ヶ月間の植込型ループ式連
続モニターにより、12 ヶ月にわたって心房
細動のが検出率が有意に高く、予後も改善
し、植込型ループ式連続モニター管理の有
用性が示された。
JAMA, 325 (21) (2021), pp. 2160-2168

植込型ループ式連続モニター装置
Reveal LINQ:メドトロニック社
Confirm RX:Abbott社
BIOMONITOR III:バイオトロニッ
ク社で使用可能

【診療報酬上の取扱】
・K手術・1,260点
医師(術者Dを含む):2
看護師:2 その他:1
所要時間(分):30

本移植術は、熟練した医師を中心として行う手術であり、日本循環器学会/日
本不整脈心電学会合同:不整脈非薬物治療ガイドライン(2018年改訂版)にお
いて、第一選択とされているが、初回診療報酬算定以降改定されておらず、
費用対効果や診断能力の高さに関する新しいエビデンス、術者等の労力等を
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考慮した外保連試案点数に比して十分な償還点数となっていない。