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提案書14(2601頁~2800頁) (114 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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⑦医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)
・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)

施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体
制等)
人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門
性や経験年数等)
その他
(遵守すべきガイドライン等その他の
要件)

麻酔あるいは疼痛管理を専門としている医師又はその経験のある医師(神経ブロックの基準と同等)が専門的知識のもとで
必要な機器を用いて行うことが必要

診療報酬の神経ブロックと同様

診療報酬の神経ブロックと同様

診療報酬の神経ブロックと同様

⑧安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度

診療報酬の神経ブロックと同様

⑨倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)

問題なし



妥当と思われる診療報酬の区分
点数(1点10円)

⑩希望する診療
報酬上の取扱い
その根拠

局所麻酔薬使用時 90点
パルス高周波療法時 340点
(ここから)外保連試案データ--------------------------外保連試案費用(人件費+償還できない材料等):局所麻酔使用時2,760円,パルス高周波療法5,520円
外保連試案2022掲載ページ:2024収載予定
外保連試案ID(連番): A23-57060 A23-78060
技術度:B 医師(術者含む):1 看護師:1 その他:0 所要時間(分):15~30分
------------------------------------------------------------------(ここまで)
局所麻酔薬使用時はL100-7に相当すると考える。
高周波パルス療法時はL101-4に相当すると考える。

区分
関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(③対象疾
患に対して現在
行われている医
療技術を含む)

予想影響額

区分をリストから選択

番号
技術名

なし
なし

具体的な内容

なし

プラスマイナス
予想影響額(円)

2,250,000円の減額

特になし

減(-)

その根拠

令和3年6月の実績をみると,脛骨神経ブロックの本幹である坐骨神経ブロックの局所麻酔薬使用の件数は23,112件/月,神
経破壊の件数は28件/月である。神経破壊の坐骨神経ブロックは下肢の広範な筋力を伴う可能性があり,余り行われていな
いのが現状である。しかし脛骨神経ブロックは効果範囲が限られているため長時間効果が期待されるパルス高周波療法の効
果も期待できる。また局所麻酔薬による神経ブロックは長くて1~2カ月の効果であり,1.5カ月に1回の施行が必要となるこ
とが多い。そのため対象患者9万症例が1.5カ月に1回局所麻酔薬による坐骨神経ブロックを行ったときの医療費は
81,000,000円となる。このうち50%の症例がパルス高周波療法に移行すると仮定し,パルス高周波法(効果が6か月間と仮
定して)に移行した患者の医療費は38,250,000円(5,625人/月*340点*2回/年),局所麻酔薬による神経ブロックを継続
した患者の医療費は40,500,000円となり総額は78,750,000円となり医療費の軽減が期待できる。また,⑤に挙げたレビュー
からは入院期間短縮が予想される。そのことからDPCⅠ期Ⅱ期での退院が増えると考える。

備考

なし

⑪提案される医療技術において使用される医薬品、医療機
器又は体外診断薬
局所麻酔薬,神経ブロック針,超音波診断装置,高周波熱凝固
(主なものを記載する)
⑫提案される医療技術の海外における公的医療保険(医療
保障)への収載状況
※ 該当する場合、国名、制度名、保険適用上の特徴
(例:年齢制限)等

2)調べたが収載を確認できない

該当なし

⑬提案される医療技術の先進医療としての取扱い

⑭その他

特になし

1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

Efficacy of regional anesthesia using ankle block in ankle and foot surgeries: a systematic review
MOHAMMED S.ALBAQAMI, ADEL A.ALQARNI
European Review for Medical and Pharmacological Sciences 2022; 26: 471-484

4)概要

脛骨神経ブロックを含むアンクルブロックを用いた足部の手術では患者満足度も高く医療費も少ないなどの利点があると結
論付けたシステマティックレビュー

1)名称
⑯参考文献2

d. 届出はしていない

該当なし

⑮当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等

⑯参考文献1

1)を選択した場合は、下の欄に詳細を記載。

2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
4)概要

Ultrasound Improves the Success Rate of a Tibial Nerve Block at the Ankle
Kirsten E. Redborg, MD, John G. Antonakakis, MD, Michael L. Beach, MD, PhD,Christopher D. Chinn, MD, MPH, and
Brian D. Sites,
Reg Anesth Pain Med 2009;34: 256-260
超音波ガイド下の脛骨神経ブロックは従来法と比較して成功率が高い。

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