令和6年度 結果報告書(令和7年5月14日掲載) (103 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40123.html |
出典情報 | 緊急避妊薬のスイッチOTC化に係る環境整備のための調査事業 結果報告書(5/14)《厚生労働省》 |
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緊急避妊薬(ECP)販売に係るチェックリストの解説
このチェックリストは、緊急避妊薬の販売可否の判断に用いますが、このチェックリストのみで誰でも判断で
きるというものではありません。薬剤師が専門知識や臨床判断能力を有しているからこその適正販売となるよう、
医薬品のことだけでなく、妊娠、避妊、性感染症、性暴力に関する知識とコミュニケーション・スキルを十分活
かして、判断、指導、紹介等を行ってください。
【欄外】
・ 8ケタのID (薬局番号4ケタ+薬局内での受付番号4ケタ)
・ 薬剤師名
・ 来局前電話連絡の有無
・ 来局日、来局時刻
【年齢】
公的な書類で生年月日と年齢の確認を行い、確認した書類にチェックを入れてください。
□ 16歳未満の場合:販売不可のため、購入希望者の同意を得て、産婦人科医受診もしくはワンストップ支
援センターを紹介してください。
産婦人科を受診する場合:購入希望者には紹介文書に産婦人科の連絡先を記入して渡し、予約方法
を説明してください。
ワンストップ支援センター紹介の場合:購入希望者にはワンストップ支援センターの連絡先を渡して連
絡するよう伝えてください
□ 16‐17歳: 研究に参加するためには、本人及び保護者等の同伴・同意が必要です。
【UPSIの状況】
1.経過時間 (事前質問票の項目:1)
直近の UPSI の日時からから、該当する時間にチェックを入れてください。
□ 72 時間超:ECP の有効性が低下するため、販売はできないことを伝え、産婦人科受診を促してくださ
い。産婦人科の紹介を希望する者には、紹介文書に連携する産婦人科もしくは近隣の産婦人科の連絡
先を記入して渡し、予約方法を説明するなどサポートしてください。
2.UPSI となった理由 (事前質問票の項目:2)
該当する理由にチェックを入れてくださいしてください。(あてはまるものすべて)
□低用量ピル飲み忘れ、コンドームの欠落/破損/不適切な使用、避妊なし、など →避妊に関して適切な
指導を実施してください。
3.性暴力の可能性 (事前質問票の項目:2)
□ 性暴力の可能性 →購入希望者の意志を確認の上、必要があればワンストップ支援センターの連
絡先を渡してください。
《参考》 事前質問票「2.妊娠が心配な性交」で「答えたくない」と回答した方の対応・配慮については研修動
画「5.SRHR」、72 時間超の場合の緊急避妊については研修動画「4.緊急避妊」を参照してください。
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