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提案書16(3000頁~3199頁) (79 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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⑦医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)

・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)

施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体
制等)

人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門
性や経験年数等)
その他
(遵守すべきガイドライン等その他の
要件)

医科点数表L008(マスク又は気管内挿管による閉鎖循環式全身麻酔)を麻酔に習熟した医師(歯科医師)が行うことが安
全性の向上に資することは麻酔管理料Ⅰ・Ⅱ、歯科麻酔管理料が保険収載されていることで示されている。
■連携有床医療機関に求められる要件
・麻酔管理を行うにつき十分な体制が整備されていること(麻酔管理料Ⅰ、Ⅱ、歯科麻酔管理料の施設基準と同等)
・夜間、休日等も含めた緊急時の受入れ体制を備えていること。
■無床歯科医療機関に求められる要件
・歯科麻酔管理料の施設基準に準じた体制が整備されていること。
・帰宅後に問題が生じた場合に備えた外来の受診もしくは電話連絡が円滑にできる体制が確保されていること。
・夜間、休日等も含めた緊急時の体制を継続的に確保するため、連携有床医療機関と連携体制を備えていること。
歯科麻酔に係る専門の知識及び2年以上の経験を有し、当該療養に習熟した医師又は歯科医師の指導の下に、主要な麻酔手
技を自ら実施する者として全身麻酔を200症例以上及び静脈内鎮静法を50症例以上経験している麻酔に従事する歯科医師が
配置されていること(非常勤の場合も含む)。
特になし

⑧安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度

予期せぬ入院や合併症に対して迅速で適切な対応ができるような連携体制を構築し、実際の麻酔管理は麻酔に習熟した歯科
医師が行うため、現状よりも安全性は向上すると考える。

⑨倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)

無床歯科医療機関における日帰り全身麻酔(L008)の安全性を高めるものであり、社会的妥当性は充分にあると考える。


妥当と思われる診療報酬の区分
⑩希望する診療
報酬上の取扱い

その根拠
関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(③対象疾
患に対して現在
行われている医
療技術を含む)

600

点数(1点10円)

歯科麻酔管理料(750点)に準じた体制確保、および有床保険医療機関との連携体制構築が必要である。

区分

区分をリストから選択

番号
技術名
具体的な内容

特になし
増(+)
9,144,000(円)

プラスマイナス
予想影響額(円)

予想影響額

その根拠

社会医療行為別件数(2021)より、無床歯科医療機関における全身麻酔件数、歯科麻酔管理料に準じた体制整備可能な医療
機関を備考欄に記載の式より予想した。
1,270(回/月)×12ヶ月×10%×6,000(円)の式より予想した。

備考

無床歯科医療機関における全身麻酔件数=医科準用の麻酔(1,451回/月)-歯科麻酔管理料(181回/月)=1,270回/月
歯科麻酔管理料に準じた体制整備可能な医療機関=歯科麻酔管理料/医科準用の麻酔=1,140/11,971=10%

⑪提案される医療技術において使用される医薬品、医療機
器又は体外診断薬
特になし
(主なものを記載する)
⑫提案される医療技術の海外における公的医療保険(医療
保障)への収載状況

2)調べたが収載を確認できない

1)を選択した場合は、下の欄に詳細を記載。

※ 該当する場合、国名、制度名、保険適用上の特徴
(例:年齢制限)等
⑬提案される医療技術の先進医療としての取扱い

d. 届出はしていない

⑭その他

特になし

⑮当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等

公益社団法人
公益社団法人

1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

障害者歯科における日帰り全身麻酔の現状
河合峰雄
障歯誌、2012、2、1、8-15

4)概要

神戸市立こうべ市歯科センターにおいて障害者に対する日帰り全身麻酔下歯科治療を5年間で2525例について検討した。合
併症により後送施設受診は2例、緊急入院症例はなかった。当日および翌日の電話による体調確認で中等度以上のものはな
かった。軽度の合併症はセンター内で対応可能であった。障害者歯科センターは小回りが利くためきめ細やかな対応ができ
るが、一方で、重篤な合併症や帰宅後の異常事態への対応、入院機能不備など不十分な側面もあり、インフラの充実してい
る総合病院と連携することで、より質の高い歯科医療が提供できると考える。

1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

小児歯科における日帰り全身麻酔の調査
石田 碧・林 真太郎・西部伸一
障歯誌、2022、2、43、54-60

4)概要

東京都立小児総合医療センターで日帰り全身麻酔をおこなった小児歯科患者253例について検討した(2018.4〜2020.3)。
抜管直後に喉頭痙攣による重篤な低酸素症が2例で認められた。しかしながら、周術期有害事象による歯科処置中止や予期
せぬ入院症例はなかった。安全な術後管理を行うために、帰宅後に問題が生じた場合は救急外来の受診もしくは電話連絡が
円滑にできる体制としている。

⑯参考文献1

⑯参考文献2

⑯参考文献3

⑯参考文献4

日本口腔外科学会
日本小児歯科学会

1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
4)概要
1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
4)概要

※⑮については、1.の「主たる申請団体」および「上記以外の申請団体」以外に、提案される医療技術に関する研究、会合、論文発表等を実施している学会等
の関連団体や研究者等の名称を記載すること。

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