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提案書16(3000頁~3199頁) (126 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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医療技術評価提案書(保険未収載技術用)
整理番号

※事務処理用

434101

提案される医療技術名

超重症児等在宅歯科医療管理加算

申請団体名

公益社団法人日本障害者歯科学会

主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科

37歯科・歯科口腔外科
22小児科

関連する診療科(2つまで)
02呼吸器内科

提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した医
療技術の提案実績の有無
過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
提案当時の医療技術名
場合、右欄も記
載する


リストから選択

追加のエビデンスの有無

有無をリストから選択

提案される医療技術の概要
(200字以内)

小児在宅患者では医療依存度の高い超重症児・準超重症児の割合が高い。超重症児等の在宅歯科診療にあたっては、複数の
重複障害への対応に加えて、人工呼吸器や気管切開、経管栄養や吸引等の医療的ケアに配慮するための専門的な知識および
技術が必要である。また、超重症児では口腔内環境の悪化が重篤な全身合併症につながるリスクが高く、口腔管理に特別な
注意が必要である。超重症児等に特有の管理に対する評価を新設する。

文字数: 197

対象疾患名

保険収載が必要な理由
(300字以内)

C001-6:小児在宅患者訪問口腔リハビリテーション指導管理料を算定した患者のうち、超重症児(者)、準超重症児(者)
の判定基準を満たしている児(者)、および重度の肢体不自由児(者)、脊髄損傷等の重度障害者、重度の意識障害者、筋
ジストロフィー患者又は神経難病患者等で、超重症児(者)・準超重症児(者)の判定基準による判定スコアが10以上の児
(者)

小児在宅患者では医療依存度の高い超重症児・準超重症児の割合が高い。超重症児等の在宅歯科診療にあたっては、呼吸障
害、嚥下障害、てんかん等の重複障害への対応に加えて、人工呼吸器や気管切開、経管栄養や吸引等の医療的ケアに配慮す
るための専門的な知識と技術が必要である。また、超重症児では口腔ケアが困難であり、口腔内環境の悪化が重篤な全身合
併症につながるリスクがある。このように、超重症児等の在宅歯科診療では、歯科診療によるリスクおよび口腔内環境悪化
によるリスクが高く、特別な配慮が必要なため、口腔管理が著しく困難である。医科および看護の診療報酬では超重症児等
に対する加算が認められている。

文字数: 290
【評価項目】
①提案される医療技術の対象
・疾患、病態、症状、年齢等

C001-6:小児在宅患者訪問口腔リハビリテーション指導管理料を算定した患者のうち、超重症児(者)、準超重症児(者)
の判定基準を満たしている児(者)、および重度の肢体不自由児(者)、脊髄損傷等の重度障害者、重度の意識障害者、筋
ジストロフィー患者又は神経難病患者等で、超重症児(者)・準超重症児(者)の判定基準による判定スコアが10以上の児
(者)

②提案される医療技術の内容
・方法、実施頻度、期間等
(具体的に記載する)

C001-6:小児在宅患者訪問校リハビリテーション指導管理料算定時に加算(診療ごと、月4回まで)

区分
③対象疾患に対
して現在行われ
ている医療技術
(当該医療技術
が検査等であっ
て、複数ある場
合は全て列挙す
ること)

その他(右欄に記載する。)

番号
医療技術名

該当なし
該当なし

既存の治療法・検査法等の内容

該当なし

④有効性・効率性
・新規性、効果等について③との比較
・長期予後等のアウトカム
研究結果

該当なし

・リスクが高い医療的ケア児が適切な口腔管理を受けられるようになる
・医療的ケア児を対象とした小児在宅歯科医療の推進につながる
在宅人工呼吸器を使用する超重症児・準超重症児27名を対象とした調査によると、「歯科受診歴なし」が14名(52%)、
「1年以上受診を中断している」が10名(37%)であった。(小児歯科学雑誌,2017,55巻3号:382-389)
2b

⑤ ④の根拠と
なる研究結果等
ガイドライン等での位置づけ

⑥普及性

年間対象患者数(人)
国内年間実施回数(回)

※患者数及び実施回数の推定根拠等

ガイドライン等での記載あり(右欄に詳細を記載す
る。)

小児在宅歯科医療の手引き(2021年、日本障害者歯科学会)p4245:超重症児・医療的ケア児の在宅歯科診療時には、気管腕頭動
脈ろう、気管カニューレの事故抜去、分泌物の増加、CO₂ナル
コーシス、在宅酸素療法時の注意、心不全に配慮が必要である。

380人
4500回
令和3年度社会医療診療行為統計によると、小児在宅患者訪問口腔リハビリテーション指導管理料の算定が530件(R3年6
月)であった。また、小児在宅患者において超重症児が39.1%、準超重症児は32.4%と報告されている。従って、月あたり
の算定件数は380件程度と考えられ、年間算定件数は4500件程度と予測される。

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