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提案書16(3000頁~3199頁) (117 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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④普及性の変化
※下記のように推定した根拠

年間対象者数の
変化

年間実施回数の
変化等

見直し前の症例数(人)

9,171,840(人)

見直し後の症例数(人)

8,254,656(人)

見直し前の回数(回)

24,399,900(回、根管)

見直し後の回数(回)

21,959,910(回、根管)

⑤医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)

・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)

令和3年社会医療診療行為別統計6月分より、根管貼薬処置とそれに伴う再診料の合計算定回数の10%が減少、不要となると推定し、12か月を乗
して年間対象患者数、実施回数を推定した。根管貼薬処置は24,399,900件の算定があり、根管数別による算定点数ならびに再診料の合計から当該
医療費は、NiTiロータリファイルを利用した効率的な治療により10%の算定が減少することで2,458,711,620円の減少と推定される。また、十分
な拡大形成により歯内疾患再発生率が5%(1,020,578,094円)の減少と推測し、合計3,479,289,714円の減少と考える。
算定要件の緩和による
算定金額の増加は、1,097,995,500円と推測され、合計2,381,294,214円の減少と推測される。

・学会等における位置づけ
世界的に根管切削器具としてのNiTiロータリーファイルの有効性は十分に認識されていることから、本邦としても関連学会が普及に努めている
が、保険医療への応用が困難な場合も多く、日常臨床への浸透は不十分である。
・難易度(専門性等)
各種製品によって使用法、耐久性等に差があるため、安全かつ効果的な利用はやや難といえるが、それぞれ使用上あるいは保全上の詳細なマニュ
アルが整備されており、指定された術式を遵守することで良好な効果を得ることができ、中程度の難易度と考える。

施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体 NiTiロータリーファイルシステム(専用モーターを含む)を所有し、3次元エックス線断層撮影装置を地方厚生局長に届け出た保険医療機関
制等)
人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門 関連学会主催の講習会あるいはメーカー等主催の使用説明や実技指導を受けた歯科医師が望ましい。
性や経験年数等)
その他
(遵守すべきガイドライン等その他の 特になし
要件)

⑥安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度

特になし

⑦倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)

特になし

⑧点数等見直し
の場合

見直し前
見直し後
その根拠
区分

⑨関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(当該医療
技術を含む)



番号
技術名
具体的な内容
減(-)

プラスマイナス
⑩予想影響額

予想影響額(円)

2,381,294,214(円)

その根拠

根管貼薬処置とそれに伴う再診料の10%の減少、また再感染のリスクが減少するため、再治療の減少も見込まれる。

備考

効果的な根管処置により中・長期的にみて同一歯における再感根処が減少する。

⑪算定要件の見直し等によって、新たに使用される医薬
品、医療機器又は体外診断薬

特になし

⑫その他

特になし

⑬当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等

特定非営利活動法人 日本歯科保存学会

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