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提案書16(3000頁~3199頁) (74 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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④普及性の変化
※下記のように推定した根拠

年間対象者数の
変化

年間実施回数の
変化等

見直し前の症例数(人)

0人

見直し後の症例数(人)

854370人

見直し前の回数(回)

0回

見直し後の回数(回)

854370回

⑤医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)

・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)

令和4年度版高齢社会白書(内閣府)によると、令和3年10月1日現在の65歳以上の人口は3621万人であり、そのうち要介護3以上と認定された高齢
者は「介護保険事業報告書」(厚労省)によると238.1万人である。すなわち、65歳以上の6.5%が日常生活に介護の必要な寝たきり等高齢者と報
告されている。社会医療診療行為別調査令和3年6月審査分より、65歳以上の「充填単純なもの」と「充填複雑なもの」も件数の6.5%が寝たきり
等高齢者と想定し、12か月を乗し、後の人数と回数を試算した。

日本歯科保存学会のう蝕治療ガイドラインにおいてう蝕即時充填術はう蝕歯に対する標準的な治療法と位置づけられている。技術的難易度はC-1
からD-2と位置づけられている。

施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体 一般歯科を標榜している。必要な往診体勢がとれること
制等)
人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門 治療を行う歯科医師一人に対して、介助を行う歯科衛生士もしくはヘルパーが一人以上必要となる。
性や経験年数等)
その他
(遵守すべきガイドライン等その他の う蝕治療ガイドライン第2版(日本歯科保存学会2015)
要件)

⑥安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度

材料および器具等は、薬事承認済みであり、安全性に問題はない

⑦倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)

問題なし

⑧点数等見直し
の場合

見直し前
見直し後
その根拠

0点
51点
日本歯科保存学会による歯科診療行為のタイムスタディー調査2016年度版によると、訪問診療によるコンポジットレジン充填治療は通常診療にお
けるそれに比較して4分余計の時間を要する。C-1の歯科医師人件費127円/分より508円となるので51点とした。

区分
⑨関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(当該医療
技術を含む)

⑩予想影響額



番号
技術名

9
充填

具体的な内容

要介護3以上と認定される歯科医療が困難とされる患者に行われていると考えられる充填の処置件数が増加と予想される

プラスマイナス

増(+)

予想影響額(円)

12815550円
要介護3以上と認定される患者に対する新規加算項目として増加される件数に希望点数である51点を乗して試算した。今後、人口の占める割合の
最も多い団塊世代が後期高齢者となる2025年にはさらに多くなると予想される

その根拠
備考

⑪算定要件の見直し等によって、新たに使用される医薬
品、医療機器又は体外診断薬

なし

⑫その他

なし

⑬当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等

特になし

⑭参考文献1

⑭参考文献2

1)名称

う蝕治療ガイドライン第2版(日本歯科保存学会2015)

2)著者

特定非営利活動法人日本歯科保存学会

3)雑誌名、年、月、号、ページ

う蝕治療ガイドライン第2版、2016年、6月、204~208ページ

4)概要

根面う蝕に対しての修復処置にはコンポジットレジンやグラスアイオノマーセメントが有用である。

1)名称

厚生労働省歯科疾患実態調査

2)著者

厚生労働省

3)雑誌名、年、月、号、ページ

Press

4)概要

永久歯におけるう蝕の状況結果において、う蝕を持つ者の割合が過去の調査と比較すると、5歳以上35歳未満では減少傾向にあるが、65歳以上で
は増加傾向にある。(11ページ)また喪失歯の状況においては過去の調査よりも全体的に減少傾向が見られた。(15、16ページ)さらに8020達成
者の割合は回を重ねる毎に増加傾向にあり。75歳以上85歳未満で51.2%と推計される。(18ページ)

Release

平成29年6月2日

3073