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提案書16(3000頁~3199頁) (177 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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技術名:CAD/CAMインレー修復における
象牙質レジンコーティング法加算
技術の概要:CAD/CAMインレー修復時の印象採得に先立ち、窩洞形成後に
露出した象牙質面に対してレジン接着システムを用いて被覆する方法である。
対象疾患:CAD/CAMインレー修復を前提としたう蝕症

無機セメントによる従来の歯髄保護

CAD/CAMインレー形成後の窩洞

象牙質レジンコーティング後の窩洞

既存の治療法との比較:
・CAD/CAMインレー修復の場合は、接着性の担保による歯質と
修復物の一体化が要求され、本法の実施により歯質保護と接着性獲得の両者が実現できる。
歯髄保護の実現、レジンセメント接着性の向上および仮封除去や修復物試適・装着時の除痛法が
不要になるなどの効果が得られると多数の報告もなされ、国民の歯を守る意味でも極めて有用である。

診療報酬上の取扱:
・「I 処置 001-2」
「CAD/CAMインレー形成時に加算」
・「46点」の算定
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レジンコーティングによって、レジン系(L)、セラミック系(V)材料による
CAD/CAMアンレーの象牙質接着強さが有意に向上していた。 Ishiiら 2016より改編