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提案書16(3000頁~3199頁) (122 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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④普及性の変化
※下記のように推定した根拠

年間対象者数の
変化

年間実施回数の
変化等

見直し前の症例数(人)

1,542,480人

見直し後の症例数(人)

1,582,480人

見直し前の回数(回)

1,542,480回

見直し後の回数(回)

3,084,960回

⑤医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)

・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)

根尖性歯周炎に感染した歯において、歯冠修復物又は補綴物の除去著しく困難なものをを算定する場合、多くはクラウンなどの歯冠修復物を除去
していると考えられる。令和3年6月診査分の歯冠修復物又は補綴物の除去著しく困難なものの算定は、128,540回であり、大部分が根管治療を伴
う処置であると思われる。従って12ヶ月では1,542,480回行われると考えられる。この場合、多くがFMCなどの歯冠修復物・補綴物が装着されてい
る歯の治療なので、今回の提案が受理されれば、歯冠修復物又は補綴物の除去困難も同時算定できるようになり、算定回数は歯冠修復物又は補綴
物の除去著しく困難と同数となり、算定回数は下記の通りと考えられる。

日本歯科保存学会に歯内療法のガイドラインはなく、日本歯内療法学会のガイドラインは3件のCQが掲載されているのみで、本医療技術に関する
記載はない。難易度についても一般診療で多く行われている技術なので、Aが妥当である。

施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体 通常の歯科医療施設で対応できる。
制等)
人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門 通常の歯科医療施設で対応できるが、初心者の歯科医師でも治療できる。
性や経験年数等)
その他
(遵守すべきガイドライン等その他の なし
要件)

⑥安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度

医原性の穿孔や歯根破折のリスクあり。頻度は不明だが、時間を掛けて治療を行えば頻度は減らせる。

⑦倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)

なし

⑧点数等見直し
の場合

見直し前
見直し後
その根拠

歯冠修復物又は補綴物の除去
歯冠修復物又は補綴物の除去
歯冠修復物又は補綴物の除去

区分
⑨関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(当該医療
技術を含む)

著しく困難なもの:70点
著しく困難なもの:70点 + 歯冠修復物又は補綴物の除去 困難なもの:50点=120点
著しく困難なものと、歯冠修復物又は補綴物の除去 困難なものを同時算定するため



番号
技術名

000
抜歯手術

具体的な内容

歯冠修復物と支台築造の除去を別々に算定できることで、時間をかけて精密・安全に治療ができることにより、医原性の穿孔や歯根破折を予防す
ることで、抜歯の頻度を減らすことができる。
増(+)

プラスマイナス
⑩予想影響額

予想影響額(円)

647,841,600円

その根拠

歯冠修復物又は補綴物の除去著しく困難なものを算定する際に、歯冠修復物又は補綴物の除去困難なものも同時算定するため、歯冠修復物又は補
綴物の除去著しく困難なものの年間算定数1,542,480回×歯冠修復物又は補綴物の除去困難なもの:42点=647,841,600円が増えると考えられる。

備考

なし

⑪算定要件の見直し等によって、新たに使用される医薬
品、医療機器又は体外診断薬

なし

⑫その他

なし

⑬当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等

特定非営利活動法人 日本歯科保存学会

⑭参考文献1

1)名称

Post removal techniques: a systematic review and meta-analysis.

2)著者

Laís Dornelles Bianchinic et al

3)雑誌名、年、月、号、ページ

Giornale Italiano di Endodonzia (2020) 34 (104-114):P114

4)概要

鋳造ポストの安全な除去については様々な器具が必要で、相当の時間も必要である。

1)名称
2)著者
⑭参考文献2

3)雑誌名、年、月、号、ページ
4)概要

3121