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提案書16(3000頁~3199頁) (21 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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医療技術評価提案書(保険既収載技術用)
整理番号

421203

※事務処理用

提案される医療技術名
申請団体名

歯周病安定期治療(2月1回算定)に対する糖尿病患者の治療間隔短縮症例(毎月算定)への位置づけ明確化
一般社団法人歯科医療管理学会
37歯科・歯科口腔外科

主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科

リストから選択
関連する診療科(2つまで)
リストから選択

提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した
医療技術の提案実績の有無



過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
場合、右欄も記
載する

提案当時の医療技術名

令和4年度

歯周病安定期治療に対する糖尿病患者加算の新設



追加のエビデンスの有無
診療報酬区分
診療報酬番号

再評価区分(複数選択可)


011-2
1-A

算定要件の見直し(適応)

1-B

算定要件の見直し(施設基準)

該当する場合、リストから○を選択

1-C

算定要件の見直し(回数制限)



2-A

点数の見直し(増点)



2-B

点数の見直し(減点)

該当する場合、リストから○を選択



項目設定の見直し

該当する場合、リストから○を選択



保険収載の廃止

該当する場合、リストから○を選択



新規特定保険医療材料等に係る点数

該当する場合、リストから○を選択



その他(1~5のいずれも該当しない)

該当する場合、リストから○を選択

その他」を選んだ場合、右欄に記載

2月に1回の算定を糖尿病患者に限り、本点数の包括対象とされる機械的歯面清掃処置72点
で、すでに実施されていることから、歯周病安定期治療における治療間隔短縮症例として
明確に位置づけ、1月に1回の算定を可能とする。

「6

提案される医療技術の概要(200字以内)



歯周疾患の治療において、病状が安定している患者に対して実施する歯周病安定期治療について、病状安定が比較的難しく、通常患者に比べて、
ケアを要する糖尿病にり患した患者に対して、歯周病安定期治療を実施する場合の技術のことである。

文字数: 111

再評価が必要な理由

口腔乾燥や唾液減少等に伴う歯科疾患(う蝕や歯周病)の発病リスクが高く、歯の喪失リスクが高い、糖尿病に罹患している患者の場合、緻密
なケアーを提供していく必要があるため
なお、 2020年4月の改定で医科からの情報提供のある糖尿病患者に対する機械的歯面清掃処置について、2月に1回から1月に1回の算定とするこ
とが認められているが、機械的歯面清掃処置(設定当時は加算)を包括して設定された歯周病安定期治療については、本来、糖尿病患者に対する
評価を行う必要があるが、現状は、評価が行われていない。

【評価項目】

①再評価すべき具体的な内容
(根拠や有効性等について記載)

医科からの診療情報提供を受けた糖尿病患者の場合、治療間隔短縮症例として位置づけ、歯周病安定期治療を1月に1回認めることとする。な
お、令和2年以降、機械的歯面清掃処置72点の毎月算定が、情報提供を受けた糖尿病患者の場合に限り認められている。

②現在の診療報酬上の取扱い
・対象とする患者
・医療技術の内容
・点数や算定の留意事項

・対象患者 一連の歯周病治療終了後、一時的に病状が安定した状態にある患者
・歯周組織の状
態を維持するためのプラークコントロール、スケーリング、スケーリング・ルートプレーニング、咬合調整、機械的歯面清掃等の継続的な治療
(以下この表において「歯周病安定期治療」という。)を実施
・点数や算定の留意事項 次回以降の算定
は2月後となっており、治療間隔を短縮する症例の場合は、1月に1回の算定が認められているが、糖尿病患者の場合の明文化は行われていない。
スケーリング、SRP、咬合調整、機械的歯面清掃の算定は安定期治療に包括され、算定できない。
なお、か強診届け出診療所は120点の加算が認められている。このほか、歯周外科手術の際、100分の50算定が認められている。


診療報酬区分(再掲)
診療報酬番号(再掲)

011-2

医療技術名

歯周病安定期治療
治癒率、死亡率やQOLの改善等の長期予 通常の患者に比較して糖尿病患者の場合、歯の喪失数が多いが、歯周病安定期治療・メインテナンス治療を行っている場合、歯の喪失リスクが高
い患者で歯の喪失を抑えることができるとの知見がある。なお、通常の患者と比較するとその効果は減じられるとの知見が示されている。
後等のアウトカム

③再評価の根
拠・有効性
ガイドライン等での位置づけ

日本歯周病学会がガイドラインとして示している「歯周治療のガイドライン2022」で
ガイドライン等での記載あり(右欄に詳細を記載す
プロフェッショナルトゥースクリーニング(professional tooth cleaning;PTC,専門的
る。)
歯面清掃)が位置付けられている。

3020