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持続可能な社会保障制度の構築(財政各論Ⅱ) (50 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/20260428zaiseia.html
出典情報 財政制度等審議会 財政制度分科会(4/28)《財務省》
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高齢者医療における患者自己負担の在り方② ~原則3割負担化に向けて~
○ 老人医療費の無償化以降、一定の見直しは進められてきたものの、高齢者医療の患者自己負担は依然として1割または2割負担が大多
数(9割超)を占めている。患者自己負担割合(医療保険の給付率)が、負担能力の差を超えて年齢によって異なる現状は、「給付は
高齢者中心、負担は現役世代中心」という構造の象徴と言える。
○ 年齢による自己負担割合の不公平を是正し、現役世代の保険料負担を軽減するため、負担能力に応じた負担とする観点から、70歳以上の
自己負担割合については、可及的速やかに現役世代と同様に原則3割とすべきであり、その実現に向けた具体的な道筋を明確に示すべき。
◆年齢階級別1人あたり医療費及び自己負担額

◆高齢者医療の患者自己負担割合見直しの経緯
年度

見直し内容

1973年

老人医療費の無料化

✓ 高齢になるほど、1人あたり医療費が大きくなる一方、実際の自己負担額は低く抑
えられている。例えば、70歳以上の自己負担は、医療費水準の低い現役世代と
比べ「割合」が大きく低下し、65~69歳との比較では「実額」でも下回る状況。

高齢者医療の患者自己負担の導入

1983・1984年

(老人保健制度・退職者医療制度(各医療保険制度の共同事業))

(歳)

2001年

定率1割負担の導入

85~

8.7

80~84

2002年

対象年齢の引上げ(70歳→75歳)
一定以上所得者の負担割合の引上げ(1割→2割)
外来特例の導入

8.0

75~79

7.1

2006年

現役並所得者の負担割合の引上げ(2割→3割)

70~74

7.3

65~69

9.0

60~64

7.9

55~59

6.5

2008年

後期高齢者医療制度・前期高齢者財政調整の創設

2014年

70~74歳の患者自己負担を、新たに70歳になる方から2割負担へ

2022年

114.0 7.6%

78.1
63.1
49.5
39.6
31.2
25.0

50~54

75歳以上(後期高齢者)の一定以上所得者について2割負担を導入

5.3

45~49

4.4

(出所)厚生労働省「第197回医療保険部会資料」を基に作成。

40~44

3.8

17.4

21.9%

35~39

3.5

16.0

22.0%

30~34

3.2

14.6

22.0%

25~29

2.7

20~24

2.3

0~19

3.4

◆年齢・所得別自己負担割合
一般所得者等

一定以上所得者

1割負担

2割負担

75歳
70歳

2割負担

現役並所得者

3割負担

0.0

93.7 8.5%

実額負担の低下

20.2

12.1
10.0

11.6%

18.2%

20.0%

20.7%

負担割合の低下

21.2%

21.6%

医療費

自己負担額

22.3%

22.7%

16.7
20.0

自己負担割合

20.5%
40.0

60.0

3割負担
(注)就学前の6歳未満は2割負担

9.1%

80.0

100.0

120.0

(万円)
(出所)厚生労働省「第197回医療保険部会資料」を基に財務省において作成。

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