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提案書13(2402頁~2600頁) (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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治癒率、死亡率やQOLの改善等の長期予 これまでと変化なし
後等のアウトカム
③再評価の根
拠・有効性
ガイドライン等での位置づけ

④普及性の変化
※下記のように推定した根拠

年間対象者数の
変化

年間実施回数の
変化等

日本手外科学会主体で対象施設にアンケート(有効回答145施設)を行ったところ、手舟状骨偽関節に対する手術をK059-2関節鏡下骨軟骨移植術
として算定している施設が6施設(4%)あり、現状では偽関節手術(舟状骨)+K059骨移植術として算定しているが、本要望が認められるならば
K056偽関節手術(手舟状骨)+K059-2関節鏡下骨軟骨移植術と算定したい施設が15施設(10%)あった。また、野球肘に代表される離断性骨軟骨
炎の骨軟骨欠損に対する手術をK059-2関節鏡下骨軟骨移植術と算定をしている施設が1施設あり、本要望が認められるならばK080関節形成手術
(胸鎖、肘、手、足)+K059-2関節鏡下骨軟骨移植術と算定したいとの返答が37施設(25%)であった。
①舟状骨偽関節手術は令和3年6月に53件53回施行されており、年間に換算すると636例となる。舟状骨偽関節手術と同時に行った骨移植をK059-2
関節鏡下骨軟骨移植術と算定したい施設が10%あるので、これを用いて636件×10%=64件がK059-2関節鏡下骨軟骨移植術に移行すると試算した。
②肘関節の関節形成手術は令和3年6月に25件25回/年間300件実施されている。肘関節形成手術と同時に行った骨移植をK059-2関節鏡下骨軟骨移
植術と算定したい施設が25%あるので、これを用いて300件×25%=75件がK059-2関節鏡下骨軟骨移植術に移行すると試算した。なお、関節形成術
と同時に骨移植を行わないことも多いが、その割合は不明であるため、今回の試算では関節形成術の全例に骨移植を併用していると仮定した。
①②を合わせて139件139回がK059骨移植術からK059-2関節鏡下骨軟骨移植術に移行すると試算した。

見直し前の症例数(人)

312

見直し後の症例数(人)

451

見直し前の回数(回)

312

見直し後の回数(回)

451

⑤医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)

・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)

ガイドライン等での記載なし(右欄にガイドライン等
現状では骨移植術に関するガイドラインが存在していない。
の改訂の見込み等を記載する。)

鏡視下骨軟骨移植術は外保連試案に登録されており、技術度はDである。熟練した手外科専門医(日本手外科学会認定)、ないしこれに準ずる技
術をもった医師によって行われることが望ましい。

施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体 特になし
制等)
人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門 特になし
性や経験年数等)
その他
(遵守すべきガイドライン等その他の 特になし
要件)

⑥安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度

特になし

⑦倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)

これまでと変化なし

⑧点数等見直し
の場合

見直し前
見直し後
その根拠
区分

⑨関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(当該医療
技術を含む)

特になし

区分をリストから選択

番号
技術名

特になし
特になし

具体的な内容

特になし
増(+)

プラスマイナス

⑩予想影響額

予想影響額(円)

15,681,824円

その根拠

K059骨移植術(168,300円)で算定していた手術がK059-2関節鏡下自家骨軟骨移植術(223,400円)算定に変わると、その差額が+55,100円であ
る。K059-2関節鏡下自家骨軟骨移植術 (223,400円)のみを算定していた症例が、K056偽関節手術(舟状骨)(282,100円)あるいはK080関節形成
手術(肘)(282,100円)と同時算定するとその差額はいずれの場合でも+282,100円である。
①舟状骨偽関節手術:令和3年6月に53件施行されており、年間換算すると636例となる。舟状骨偽関節手術と骨移植を同時に行った場合に、
(K056偽関節手術(手舟状骨)は算定せずに)K059-2関節鏡下自家骨軟骨移植術のみを算定していたのは全施設の4%であり、これらがK056偽関節
手術(手舟状骨)を合わせて算定するようになると636件×0.04×282,100円=7,176,624円の増額(ア)となる。また、舟状骨偽関節手術の際の骨
移植をK059骨移植術で算定していた中の64件(普及性の変化参照)がK059-2関節鏡下骨軟骨移植術に移行するので、55,100円×64件=3,526,400円
増額(イ)となる。
②肘関節形成手術:令和3年6月に25件25回/年間300件実施されている。肘関節形成手術と骨移植を同時に行った場合に、(K080関節形成手術
(肘)は算定せずに)K059-2関節鏡下自家骨軟骨移植術のみを算定していたのは全施設の1%であり、これらがK080関節形成手術(肘)を合わせて
算定するようになると300件×0.01×282,100円=846,300円の増額(ウ)となる。また、肘関節形成手術の際に行った骨移植をK059骨移植術で算定
していた中の75件(普及性の変化参照)がK059-2関節鏡下骨軟骨移植術に移行すると仮定して、55,100円×75件=4,132,500円増額(エ)となる。
(ア)(イ)(ウ)(エ)を合算して、15,681,824円の増額と試算した。

備考

手舟状骨偽関節及び肘などの離断性骨軟骨炎を対象として算定した。

⑪算定要件の見直し等によって、新たに使用される医薬
品、医療機器又は体外診断薬

特になし

⑫その他

特になし

⑬当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等

日本整形外科学会

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