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提案書13(2402頁~2600頁) (189 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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「経尿道的レーザー前立腺切除・蒸散術 ツリウムレー ザーを用いるもの」、
あるいは「経尿道的前立腺吊上術」と経尿道的膀胱結石摘出術の併施
「K798 膀胱結石、異物摘出術1 経尿道的手術」と併施可能でK798の50%が算定可能な術式として、「K841-2 経尿道的レー
ザー前立腺切除・蒸散術 2 ツリウムレーザーを用いるもの」および「K841-6 経尿道的前立腺吊上術」の追加を要望する。

<経尿道的内視鏡所見>

前立腺肥大症手術症例の3%に
砕石を要する膀胱結石が合併する。

肥大した前立腺

K841-2 経尿道的レーザー前立腺切除・蒸散術
2 ツリウムレーザーを用いるもの

膀胱結石

K841-6 経尿道的前立腺吊上術

【現在当該疾患に対して行われている治療との比較】
①経尿道的前立腺切除術(その他のもの)と比較し、低ナトリウム血
症等が回避できる。
②経尿道的前立腺切除術(電解質溶液利用のもの)と比較し、国際前
立腺症状スコア、最大尿流率、および残尿量の改善は同等である一方、
術中出血量は有意に少なく、術後カテーテル留置期間および入院期間
は有意に短い。
③KTPレーザーによる経尿道的前立腺蒸散術と比較して、技術難易度
に差はなく、導入は容易である。
【ガイドライン上の扱い】 ヨーロッパ泌尿器科学会(2019年)のガイ
ドラインでは、エビデンスレベル1aとされている。

【現在当該疾患に対して行われている治療との比較】
本術式は、以下の症例に対して適応とされており、患者負担の少な
い即効性のある治療である。
・全身状態不良のため合併症リスクが高い症例
・抗血栓薬の内服または血液凝固異常症により術中出血のリスクが高
い症例
・高齢もしくは認知機能障害のため術後せん妄、身体機能低下のリス
クが高い症例
【ガイドライン上の扱い】米国泌尿器科学会(2021年)のガイドライン
では、前立腺体積30-80ccで、中葉の閉塞がないことが確認された患者
には、本術式を治療選択肢として検討する必要がある(エビデンスレベ
ル: C)と記載されている。
当該技術のプロセス

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