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提案書13(2402頁~2600頁) (24 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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医療技術評価提案書(保険既収載技術用)
整理番号

358201

※事務処理用

提案される医療技術名
申請団体名

経皮的体外循環補助装置設置術(カフ型)
一般社団法人

日本透析医学会
05腎臓内科

主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科

24泌尿器科
関連する診療科(2つまで)
00なし

提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した
医療技術の提案実績の有無



過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
場合、右欄も記
載する

提案当時の医療技術名

令和4年度

経皮的体外循環補助装置設置術(カフ型)



追加のエビデンスの有無
診療報酬区分
診療報酬番号

再評価区分(複数選択可)


G005-4
1-A

算定要件の見直し(適応)

該当する場合、リストから○を選択

1-B

算定要件の見直し(施設基準)

該当する場合、リストから○を選択

1-C

算定要件の見直し(回数制限)

該当する場合、リストから○を選択

2-A

点数の見直し(増点)

該当する場合、リストから○を選択

2-B

点数の見直し(減点)

該当する場合、リストから○を選択



項目設定の見直し





保険収載の廃止

該当する場合、リストから○を選択



新規特定保険医療材料等に係る点数

該当する場合、リストから○を選択



その他(1~5のいずれも該当しない)

該当する場合、リストから○を選択

「6

提案される医療技術の概要(200字以内)

その他」を選んだ場合、右欄に記載

バスキュラーアクセスの無い患者(シャント閉塞、緊急導入など)に血液透析や血漿交換などの体外循環による治療が必要な場合、中心静脈へカ
テーテル挿入を行ったうえで加療することが多い。挿入にあたっては手術室で看護師、放射線技師の協力下に超音波診断装置での血管の確認及び
穿刺後はガイドワイヤー正しく大静脈に挿入されかつ心房内に入らないように透視での確認を行う。カテーテルの末梢は皮下に埋没させ感染防御
する。

文字数: 199

再評価が必要な理由

現在は注射コードG005-4カフ型緊急時ブラッドアクセス用留置カテーテル挿入(2,500点)で規定されている。しかし挿入にあたっては手術室を
用いて清潔野で多くのスタッフを必要とし、超音波診断装置、X線透視装置などを用いて安全に挿入することが必要となる。(文献1)太さは1215Fr(Φ4-5mm)あり、Φ6mm近いダイレーターで血管拡張を要する。この際に上大静脈などの血管損傷に伴う事故が報告されており死亡例もある
(医療事故情報)(文献2―5)。遠位端(接続方向)は皮下トンネルを形成し前胸部に出口部を形成し感染防御ならびに固定の操作を行う。挿入
後は200ml/分程度の血液の脱送血を行うこととなり正確な位置に挿入することが重要となり、通常の中心静脈への注射と比較し難易度が明らかに
高い。また単に輸液を行う点滴ルートの確保ではなく、大量の脱送血が必要な本手技は“注射”扱いは相違があると考える。また本手技を多く扱
うDPC施設並びに介護老人保健施設入所者に対する手技では算定が現状できない。さらに厚生労働省の公表されるデータベースでは他の中心静脈
注射と区別がないために、バスキュラーアクセス関連手技のうち唯一件数等の実態が得られない(他のアクセス手技(AVF,AVg、動脈表在化術な
ど)は確認できる)。算定にあたっては外保連手術試案に記載された手技としてKコードへの変更を要望する。

【評価項目】

①再評価すべき具体的な内容
(根拠や有効性等について記載)

②現在の診療報酬上の取扱い
・対象とする患者
・医療技術の内容
・点数や算定の留意事項

外保連試案費用(人件費+償還できない材料等):58,807円
外保連試案2022掲載ページ:170-171
外保連試案ID(連番):S93-0121760
技術度:C 医師(術者含む):1 看護師:2 その他:1 所要時間(分):45
------------------------------------------------------------------(ここまで)
GコードからKコードへの移管
・脱送血を伴うものであり、単なる中心静脈への輸液などではない
・他の透析アクセス(内シャントAVF,人工血管内シャントAVG,上腕動脈委表在化術など)はすべて厚生労働省の公表するNDBで各県別の手技が
分析でき、この地域差に対する医療コスト~見た妥当性等を検証できるが、カテーテルのみ他の手技と同一となり分析ができない。カテーテル件
数が把握出ると地域差なくアクセス医療が提供できるように学会、医会と強調し医療費削減の方策が見いだせる可能性あり
・DPC施設では注射コードでは算定出来ずにキットも含めてすべて持ち出しとなる
・介護老人保健施設入所者では注射コードでは算定出来ずにキットも含めてすべて持ち出しとなる。特に高齢者では他の透析アクセスが作製す
ることが困難(心機能低下、末梢血管荒廃など)で、カテーテルに頼らなければならない患者が多い。現状では近隣の施設でのカテーテル挿入と
なるが、診療報酬上の請求ができずキットも含めて持ち出しとなり、今後挿入してくれ無い施設が増加するリスクを危惧する。

・対象患者:維持血液透析患者、透析シャントの閉塞、緊急導入、その他(血漿交換、CHDFなど)の体外循環を要する患者
・医療技術の内容:現状は中心静脈への注射扱(Gコード)
・点数や算定の留意事項:現状ではGコードであり、挿入に伴う検査及び画像診断の費用は、所定点数に含まれる。また材料および手技料は1週間
に1回限度として算定可能。局所麻酔の手技料は別に算定できず、使用薬剤の薬剤量は別に算定できる。と規定されている。


診療報酬区分(再掲)
診療報酬番号(再掲)

G005-4

医療技術名

カフ型緊急時ブラッドアクセス用留置カテーテル挿入(G005-2

2425

中心静脈注射用カテーテル挿入

に準ずる)