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提案書13(2402頁~2600頁) (197 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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1)名称

立体モデルを用いたPNL(経皮的腎砕石術)の術前シミュレーション

2)著者

高沢亮治、北山沙知、内田裕將、吉田賢、辻井俊彦

3)雑誌名、年、月、号、ページ

Japanese Journal of Endourology 2017, 30: 196-201

4)概要

【目的・方法】2cm以上の大きな腎結石に対する標準治療はPNLであるが、輸血を要する出血など合併症のリスクは無視できない。手術を成功させ
る重要な操作は適切な腎杯にトラクト作成することである。本研究では術前に3D画像解析ソフト(Synapse Vincent 3D image analysis system
富士フィルム社)を用いたナビゲーションおよび3Dプリンターで作製した実物大臓器立体モデルを用いて、術前シミュレーションを行い、その有
効性について検討した。【結果】計14症例の実物大臓器立体モデルを作製。結果、9症例で初回治療のみで治療を完遂し、5症例で追加治療を行い
治療を完遂した。合併症は38度以上の発熱が1例、術後48時間後に発症した心筋梗塞が1例あったが、いずれも回復した。輸血した症例はなし。
【結論】実物大臓器立体モデルを用いたシミュレーションによって、術者は腎盂腎杯と結石の解剖学的情報を把握しやすく、安定した手術操作を
行うことができる。

1)名称

Impact of three-dimensional Printing in Urology: State of the Art and Future Perspectives. A Systematic Review by ESUT-YAUWP Group

2)著者

Cacciamani GE, et al.

3)雑誌名、年、月、号、ページ

European Urology 2019, 76: 209-221

4)概要

【目的・方法】3D画像解析および3Dプリンターを応用した泌尿器科手術に関して、その手術計画・教育・患者説明・費用について、システマ
ティックレビューを行った。【結果】4026文献中52文献を採用した。うち24文献は腎部分切除等の手術、7文献は結石の内視鏡手術等に関連する
文献。【結論】3D画像解析によるナビゲーションおよび実物大立体臓器モデルによる手術支援は、術前・術中の手術計画・教育・患者説明におい
て有用であり、個々の患者に対応するテーラーメイド手術に役立つ技術である。

1)名称

Efficacy and safety of 3D printing-assisted percutaneous nephrolithotomy in complex renal calculi

2)著者

Cui D, et al.

3)雑誌名、年、月、号、ページ

Scientific Reports 2022, Jan 10;12(1):417. doi: 10.1038/s41598-021-03851-2.

4)概要

【目的・方法】複雑な腎結石に対するPNLに際して、3D画像解析および3Dプリンターで作製した立体モデルを用いて術前シミュレーションを行っ
た45症例と行わなかった45症例の手術成績を比較した。【結果】術前シミュレーションを行った群は有意に手術時間が短く(103分vs126分)、結
石除去率が高く(96%vs80%)、合併症率が低かった(7%vs22%)。【結論】手術難度の高い複雑な腎結石に対するPNLに際して、3D画像および3Dモデ
ルを用いた治療計画は有用であり、手術時間の短縮、出血量の減少、治療成功率の向上、合併症率の低下させる効果がある。

1)名称

The Percutaneous Nephrolithotomy Global Study: Classification of Complications

2)著者

Labate G, et al.

3)雑誌名、年、月、号、ページ

J Endourology 2011, 25:1275-1280.

4)概要

【目的・方法】PNLの合併症頻度とリスク因子について、全世界96施設、5724症例を解析した。【結果】合併症は1175例(20.5%)で発生し、そ
のうち最も多い合併症は術後発熱と輸血を要する出血であった。合併症の大半(54%)はClavien grade I の軽症例であったが、死亡例は2例
あった。合併症の重症度は、手術時間とASA score(米国麻酔科学会の全身状態評価)に相関した。【結論】PNLの合併症の多くは致命的ではない
が、その重症度は、手術時間とASA scoreの重症度に応じて増悪する。

1)名称

尿路結石症診療ガイドライン第2版(2013年版)

2)著者

日本泌尿器科学会・日本泌尿器内視鏡学会・日本尿路結石症学会

3)雑誌名、年、月、号、ページ

尿路結石症診療ガイドライン第2版、2013年、82-83ページ

4)概要

CQ25:PNLの合併症は何か?
推奨グレードB PNLの合併症の主なものは、発熱、出血、気胸、血尿、腎盂穿孔、尿漏出などがあり、約20%に認められる。

⑭参考文献1

⑭参考文献2

⑭参考文献3

⑭参考文献4

⑭参考文献5



※⑬については、1.の「主たる申請団体」および「上記以外の申請団体」以外に、提案される医療技術に関する研究、会合、論文発表等を実施している学会等の関連団体や研
究者等の名称を記載すること。

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