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提案書13(2402頁~2600頁) (113 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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【医療技術名】

水頭症手術(K174 2、K174 3)における画像等手術支援(ナビゲーション)加算(K939)
ナビゲーション使用時の実際の手術のイメージ

【医療技術の概要】
水頭症手術における「K939画像等手術支援加算 1ナビゲーションに
よるもの」の適応は「K174 1脳室穿破術(神経内視鏡手術によるも
の)」のみとなっており、K174 2シャント手術、K174 3シャント
再建術では請求ができない仕様である。

シャントチューブは、最適の位置に留置することが重要である。

→シャントチューブの盲目的な不適切な留置は、
周術期合併症や術後早期のシャント不全をきたす。

穿刺位置、方向、深さなどをナビゲーションで
確認しながら頭部側のチューブを留置する。

最適な位置への留置

【対象疾患名】
水頭症に対してシャント手術、シャント再建術を施行する全ての患者
(推定患者数は年間約8,500例)

【現在当該疾患に対して行われている治療との比較】

最適な位置

不適切

不適切

反対側に
留置

チューブが深く
かつ脳実質に迷入

最適な位置へのチューブ留置
にはナビゲーションシステムを
使用した手術が必須である。

現在当該疾患についての術式は同じであるが、ナビゲーションシス
テム有りの場合はその加算が一切請求できない仕様である。
一方、無しで手術を施行している場合は安全性が担保されておらず、
リスクが高い状態での施行を余儀なくされている。

【有効性】及び【診療報酬上の取扱い】
有効性として、最適な位置へのシャント留置が可能となり、術中合
併症や、術後早期のシャント不全を未然に防ぐことが可能となる。
診療報酬上の取扱いとして、対象術式に対してナビゲーション
を施行した場合には、もれなく画像等手術支援加算 1ナビゲー
2514 ションによるもの、2,000点が算定されることとなる。