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提案書13(2402頁~2600頁) (39 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)

施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体
制等)

①外科・消化器外科、婦人科、泌尿器科を標榜する施設 ②疾患に応じた各学会(日本内視鏡外科学会、日本産科婦人科学
会、日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会)の施設基準を満たしていること。

人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門
性や経験年数等)

①各学会が定めた術者条件を満たした常勤医師が1名以上いること ②ダヴィンチの製造販売業者および販売会社が主導する
トレーニングコースを受講し、内視鏡手術支援ロボット使用に関するCertificate(認定資格)を取得していること ③機器
の性能・使用方法に精通した医療チーム体制を有すること、④緊急時において適正な処置(開胸、開腹等)が実施可能な体
制にあること。

その他
(遵守すべきガイドライン等その他の
要件)

当該技術の適応の判断および実施に当たっては、日本内視鏡外科学会ガイドライン、大腸癌治療ガイドライン(医師用2022
年版)、日本産科婦人科学会の「婦人科領域におけるロボット手術に関する指針」、日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会
ガイドラインを参考にすること。

⑧安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度

症例報告レベルであるが、開腹移行例はなく、マスデータのある開腹手術と比較しても、Clavien-Dindo Gr.3以上の合併症
は少なく、Mortalityも報告されていない。

⑨倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)

問題なし


妥当と思われる診療報酬の区分
点数(1点10円)

456,917(外保連試案上

その根拠

(ここから)外保連試案データ--------------------------外保連試案費用(人件費+償還できない材料等):4,569,174円
外保連試案 2022 掲載ページ:212-213
外保連試案ID(連番):S93-0274210
技術度:E 医師(術者含む):5 看護師:2 その他:0 所要時間(分):720
------------------------------------------------------------------(ここまで)

⑩希望する診療
報酬上の取扱い

関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(③対象疾
患に対して現在
行われている医
療技術を含む)

予想影響額

区分

人件費+償還できない費用計を参考にした)

区分をリストから選択

番号
技術名

特になし
特になし

具体的な内容

特になし

プラスマイナス
予想影響額(円)

321,417,400

その根拠
備考

(4,569,174-1,355,000)×100
外保連試案登録(人件費+償還できない費用計)-現在の骨盤内臓全摘術保険診療額

⑪提案される医療技術において使用される医薬品、医療
機器又は体外診断薬
(主なものを記載する)

増(+)

手術支援ロボット

⑫提案される医療技術の海外における公的医療保険(医
療保障)への収載状況
※ 該当する場合、国名、制度名、保険適用上の特徴
(例:年齢制限)等

⑭その他

⑯参考文献3

⑯参考文献4

⑯参考文献5

症例数

3)調べていない

1)を選択した場合は、下の欄に詳細を記載。

特になし
d. 届出はしていない
特になし

⑮当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等

⑯参考文献2

×

ダビンチサージカルシステム(米国Intuitive Surgical社)

⑬提案される医療技術の先進医療としての取扱い

⑯参考文献1

特になし

特になし

1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

Minimally invasive surgery for maximally invasive tumors: pelvic exenterations for rectal cancers.
Mufaddal Kazi, Ashwin Desouza, Chaitali Nashikkar, Avanish Saklani
Journal of Minimally Invasive Surgery 2022: 25; 131-138.

4)概要

直腸癌に対する低侵襲手術124例(腹腔鏡95例,ロボット29例)において,手術時間は開腹手術と同等の520分、在院日数11日
と良好な治療成績が報告された。全生存期間と無再発生存期間は術後2年で85.2%と53.7%であった。

1)名称

Robot‑assisted total pelvic exenteration for rectal cancer after neoadjuvant chemoradiotherapy: a case report.

2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

Kyoichi Kihara , Yuri Koyama, Takehiko Hanaki, Kozo Miyatani, Tomoyuki Matsunaga, et al.
Surgical Case Reports 2022: 8; 191. doi: 10.1186/s40792-022-01547-x.

4)概要

5例のロボット症例と749例の開腹症例,9例の腹腔鏡症例を比較しており,手術時間はロボットと開腹で同等(480分vs462
分),腹腔鏡で935分と手術時間が延長した。出血量はロボットで250ml,腹腔鏡830mlであり,開腹では50%において術中輸
血を要した。

1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

Robotic versus laparoscopic total pelvic exenteration—A video vignette.
Omar Khalil, Akil Gani, Omar Al Kadhi, Sandeep Kapur, Vivekanandan Kumar, et al.
Colorectal Dis. 2022 Nov 11. doi: 10.1111/codi.16382.

4)概要

ロボット手術は腹腔鏡手術に比して術野が安定しており,狭い骨盤内においても多関節機能を有する鉗子によって至適な角
度での手術操作が可能であり,骨盤内臓全摘術において有用な外科治療である。

1)名称

Minimally invasive versus open pelvic exenteration in gynecological malignancies: a propensity-matched
survival analysis.

2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

Nicolò Bizzarri, Vito Chiantera, Matteo Loverro , Giulio Sozzi , Emanuele Perrone, et al.
International Journal of Gynecological Cancer 2023: 33; 190-197.

4)概要

婦人科悪性疾患に対する開腹78例と低侵襲39例(腹腔鏡26例,ロボット13例)を傾向スコアマッチング法にて比較検討され,
術中輸血に関して開腹が41%で,低侵襲17.9%(p=0.013)より有意に高率であった。

1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

A systematic review of the true benefit of robotic surgery: Ergonomics.
Ian Jun Yan Wee, Li-Jen Kuo, James Chi-Yong Ngu
International Journal of Medical Robotics and Computer Assisted Surgery 2020: 16, e2113.

4)概要

ロボット手術のメリットに関して人間工学の観点から29論文, 3074例に関してメタ解析された。開腹手術や腹腔鏡手術に比
べて術者や若手外科医の仕事量は軽減され,術後の身体的不快症状(肩こり・腰痛など)は有意に少なかった。

※⑮については、1.の「主たる申請団体」および「上記以外の申請団体」以外に、提案される医療技術に関する研究、会合、論文発表等を実施している学会
等の関連団体や研究者等の名称を記載すること。

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