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提案書13(2402頁~2600頁) (172 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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1)名称

Vaporization of the Prostate with 150-W Thulium Laser: Complications with 6-Month Follow-Up

2)著者

Vargas C, García-Larrosa A, Capdevila S, Laborda A

3)雑誌名、年、月、号、ページ

JOURNAL OF ENDOUROLOGY, 2014年, 7月, 28号, p.841-845

4)概要

・本論文は、前立腺肥大症に対する経尿道的ツリウムレーザー前立腺蒸散術の有用性と安全性について、55名を対象とした前向き臨床研究であ
る。(p.841)
・最大尿流率は平均9.33ml/sec、国際前立腺症状スコアは16.88の改善が認められ、それぞれ術前の状況と比較して有意差をもって改善が認めら
れた(最大尿流率および国際前立腺症状スコアともにp<0.001)。(p.842)
・治療後に重篤な合併症は認められず、尿閉(1.8%, grade* Ⅰ), 血尿(3.6%, grade*Ⅰ)、尿路感染症(3.6%, grade*Ⅱ)、膀胱頚部硬化症(1.9%,
gradeⅢ)が認められた。(*grade: Clavien classification) (p.842-3)

1)名称

Photoselective Vaporization of the Prostate with GreenLight 120-W Laser Compared with Monopolar Transurethral Resection of the
Prostate: A Multicenter Randomized Controlled Trial

2)著者

Lukacs B, Loeffler J, Bruyère F, et al.

3)雑誌名、年、月、号、ページ

EUROPEAN UROLOGY, 2012年, 6月, 61号, p.1165-1173

4)概要

・本論文は、前立腺肥大症に対するKTPレーザーを用いた経尿道的レーザー前立腺蒸散術(69例)とTUR-P(70例)について、術後1年間の臨床成績を
比較した、多施設における無作為化比較試験である。(p.1165)
・術後12カ月における国際前立腺症状スコアは、両群で有意差は認められなかった。(p.1168)
・術後合併症は、輸血が必要な出血が両群ともに1.5%、尿路感染症がKTPレーザー群2.9%およびTUR-P群4.4%に認められた。(p.1172)

1)名称

EAU Guidelines on Management of Non-Neurogenic Male Lower Urinary Tract Symptoms (LUTS), incl. Benign Prostatic Obstruction (BPO)

2)著者

Gravas S, Cornu JN, Gacci M, et al.

3)雑誌名、年、月、号、ページ

ヨーロッパ泌尿器科学会のweb site (https://uroweb.org/guideline/treatment-of-non-neurogenic-male-luts/)

4)概要

・2019年版のヨーロッパ泌尿器科学会のガイドラインである。ツリウムレーザーもちいた経尿道的手術は、“TUR-Pと比較して、高い安全性と止
血能、短いカテーテル留置期間と入院期間、さらにはTUR-Pと同等の長期有効性が認められる”ことから、前立腺肥大症に対する治療として、エ
ビデンスレベル1aと評価された。(p.35-6)

1)名称

Thulium laser transurethral vaporesection of the prostate versus transurethral resection of the prostate for men with lower
urinary tract symptoms or urinary retention (UNBLOCS): a randomised controlled trial

2)著者

Hashim H, Worthington J, Abrams P, et al.

3)雑誌名、年、月、号、ページ

LANCET, 2020年, 7月, 396号, p.50-61

4)概要

・本論文は、当該技術(205例)とTUR-P(205例)の臨床成績を比較した、無作為化比較試験である。(p.50)
・両群間で術後12ヶ月の国際前立腺症状スコアに有意差は認められなかった(p=0.484)。(p.57)

1)名称

Functional outcomes of transurethral thulium laser enucleation vs bipolar transurethral resection for benign prostatic hyperplasia
over 12 months: a prospective randomized study

2)著者

Shoji S, Hanada I, Otaki T, et al.

3)雑誌名、年、月、号、ページ

INTERNATIONAL JOURNAL OF UROLOGY, 2020年, 11月, 27号, p.974-980

4)概要

・本論文は、わが国おける、当該技術(70例)とTUR-P(70例)の臨床成績を比較した、無作為化比較試験である。
・術後入院期間の比較では、当該技術群は2日間、TUR-P群は3日間と有意差が認められた(p<0.0001)。
・両群の国際前立腺症状スコア、過活動性膀胱症状スコア、最大尿流量および残尿量は、術後6ヶ月以降は同等であったが、国際前立腺症状スコ
アおよび過活動性膀胱症状スコアについては、当該技術の方が速やかに改善が認められた。
・国際勃起機能スコアをもちいた解析では、術前に勃起が認められた症例における術後3ヶ月以降の勃起率(スコア8以上)に有意差が認められ、12
カ月後の勃起不全率は当該技術が14%、TUR-Pが44%であった(p=0.009)。
・合併症出現率は、輸血が必要な出血は、当該技術群は0%、TUR-P群は1.4%に認められ、尿路感染症は両群ともに2.9%に認められた。

⑭参考文献1

⑭参考文献2

⑭参考文献3

⑭参考文献4

⑭参考文献5

※⑬については、1.の「主たる申請団体」および「上記以外の申請団体」以外に、提案される医療技術に関する研究、会合、論文発表等を実施している学会等の関連団体や研
究者等の名称を記載すること。

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