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提案書13(2402頁~2600頁) (167 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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年間対象患者数(人)

5,518

国内年間実施回数(回)

5,518

⑥普及性

※患者数及び実施回数の推定根拠等

第7回NDB(レセプト情報・特定検診等情報データベース)では膀胱結石摘出術(経尿道的手術)10,349、膀胱異物摘出術(経尿
道的手術)686と報告されている。異物抽出、抽石等や機械的砕石もあると思われ、レーザー使用によるものは50%と推定し
た。

⑦医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)

従来の経尿道的手術と同等であり、砕石機器としてレーザーを必要とするだけである。外保連試案の技術度はCである。

・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)

施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体制 泌尿器科。他は特になし。
等)
人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門性 特になし。
や経験年数等)

その他
(遵守すべきガイドライン等その他の要 特になし。
件)
⑧安全性
膀胱出血、膀胱穿孔等の合併症が起こる可能性は、他の砕石方法に比べて低いと報告されている。(日レ医誌、2011年32巻第
・副作用等のリスクの内容と頻度
2号、116-119。)
⑨倫理性・社会的妥当性
問題なし。
(問題点があれば必ず記載)


妥当と思われる診療報酬の区分
⑩希望する診療
報酬上の取扱い

点数(1点10円)
その根拠

関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(③対象疾
患に対して現在
行われている医
療技術を含む)

予想影響額

11,983
外保連試案費用(人件費+償還できない材料等):119,830円
外保連試案2022、内視鏡試案掲載ページ:手術試案第9.2版240-241ページ
外保連試案ID(連番):S92-0286910
技術度:C 医師(術者含む):2 看護師:1 その他:0 所要時間(分):60

区分



番号
技術名

なし。
なし。

具体的な内容

なし。

プラスマイナス
予想影響額(円)

202,124,340

その根拠

保険要望点数を11,983点として試算した。従来の経尿道的手術の5/10が本算定に置き換わると仮定。膀胱結石、異物摘出術:
1.経尿道的手術(8,320点)からの点数増加分:36,630円×5,518例=202,124,340円増加となる。

増(+)

備考
⑪提案される医療技術において使用される医薬品、医療機
器又は体外診断薬
1.あり(薬事シートに記載)
(主なものを記載する)
⑫提案される医療技術の海外における公的医療保険(医療
保障)への収載状況

2)調べたが収載を確認できない

1)を選択した場合は、下の欄に詳細を記載。

※ 該当する場合、国名、制度名、保険適用上の特徴
(例:年齢制限)等
⑬提案される医療技術の先進医療としての取扱い
⑭その他

なし。

⑮当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等

⑯参考文献1

⑯参考文献2

⑯参考文献3

d. 届出はしていない

特になし

1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

Holmium:YAG laserを用いた経尿道的膀胱砕石術
本田正史他(島根大学医学部泌尿器科学教室)
日レ医誌、2011年32巻第2号、116-119。

4)概要

2007年から2009年までに膀胱結石13例に対してレーザーを用いた経尿道的膀胱砕石術を施行し、砕石効果が高く、安全性にも
優れ有用な治療法であると報告した。

1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
4)概要
1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
4)概要
1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

⑯参考文献4

Transurethral cystolithotripsy with holmium laser under local anesthesia in selected patients.
C.kara, B.Resolu, I.Cicekbilek, A.Unsal
Urology, 74: 1000-1003, 2009。
膀胱結石13例に対してレーザーを用いた経尿道的膀胱砕石術を施行し、比較的大きな結石でも安全に砕石可能。
EAU-Guidelines-on-Urolithiasis-2023
European Association of Urology
2023 72ページおよび74ページ
治療フローチャートに、機械的 圧縮空気 レーザーいずれかによる経尿道的膀胱砕石術が記載され、施行推奨度はstrongで
ある。
尿路結石症診療ガイドライン(2013)
日本泌尿器科学会/日本泌尿器内視鏡学会/日本尿路結石症学会 編
2013年 80-81ページおよび93ページ

4)概要

砕石機器として①電気水圧破砕装置、②超音波破砕装置、③圧縮空気破砕装置、④レーザー破砕装置が紹介されており(p8081)、「尿路結石の治療は(中略)レーザーなど砕石装置の発達に伴い、より低侵襲な処置での砕石が可能となってきた」
(p93)と記載されている。

1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

医科点数表の解釈(令和4年4月版)
社会保険研究所
令和4年 863ページ

4)概要

「経尿道的尿路結石除去術は、腎結石症、腎盂結石症又は尿管結石症に対して経尿道的に内視鏡を腎、腎盂又は尿管内に挿入
し、電気水圧衝撃波、弾性衝撃波、超音波又はレーザー等により結石を破砕し、(中略)摘出する場合に算定する。ただし、
(中略)砕石を行わず結石の摘出のみを行った場合は、K798膀胱結石、異物摘出術の「1」に準じて算定する。」と記載され
ている。

⑯参考文献5

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