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提案書13(2402頁~2600頁) (184 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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腹腔鏡下副腎摘出手術(内視鏡手術用支援機器を用いるもの)及び腹腔鏡下副腎髄質腫瘍摘出
手術(褐色細胞腫)(内視鏡手術用支援機器を用いるもの)の施設基準の緩和:
当該保険医療期間における副腎腫瘍手術年間「10例」以上の実施、を「5例」以上へ
開腹(OA)、腹腔鏡(LA)、腹腔鏡下小切開副腎腫瘍手術 (MA) の
手術件数推移 〜NDBオープンデータ〜

都道府県 副腎腫瘍手術件数
〜NDBオープンデータ〜

3000

年間20例
以下

年間10例
以下

2016年

19県

3県

2017年

18県

4県

2018年

16県

4県

2019年

16県

4県

2020年

18県

5県

2500
2000

OA
LA
MA

1500
1000
500
0

毎年10/5例以上副腎
腫瘍手術を施行して
いる施設数
DPC 2016-2020

全国
総計

毎年
10例
以上

毎年
5例
以上

36

76

2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020

ロボット支援副腎摘除 (RAA) が、
全く、またはごく一部でしか行えない県多数

副腎腫瘍手術の90%以上がLA
LA vs OA (皮質腫瘍)

手術成績比較

合併症 (%)

LA
(n=15174)
1381 (9.1)

OA
(n=676)
69 (10.2)

<0.01

輸血 (%)

102 (0.7)

70 (10.4)

<0.01

麻酔時間 (分)

242 ± 99

283 ± 117

<0.01

P値

施設での副腎腫瘍手術経験数によるLAの手術成績比較
(傾向スコアマッチング)
合併症 (%)

年10例未満
(n=8353)
842 (10.1)

年10例以上
(n=8353)
673 (8.1)

<0.01

輸血 (%)

131 (1.6)

126 (1.5)

0.75

248

252

0.06

麻酔時間 (分)

RAAはLAと比較して、合併症は同等の頻度で、
出血や開腹手術移行が少ない
Ganらのメタ解析 (Int J Surg 2022)をはじめとする複数の報告

国内ガイドラインでも、「RAAは術後在院日
数は短い」との記載あり
褐色細胞腫・パラガングリオーマ 診療ガイドライン 2018

P値

優れた手術を日本のどこでも受けられるように
2585 早期退院による経済的効果も期待される