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提案書13(2402頁~2600頁) (192 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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⑬当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等

⑭参考文献1

⑭参考文献2

⑭参考文献3

⑭参考文献4

外保連共同提案学会なし

1)名称

Impact of three-dimensional Printing in Urology: State of the Art and Future Perspectives. A Systematic Review by ESUT-YAUWP Group

2)著者

Cacciamani GE, et al.

3)雑誌名、年、月、号、ページ

European Urology 2019, 76: 209-221

4)概要

【目的・方法】3D画像解析および3Dプリンターを応用した泌尿器科手術に関して、その手術計画・教育・患者説明・費用について、システマ
ティックレビューを行った。【結果】4,026文献中52文献を採用した。うち24文献は腎部分切除等の手術、7文献は結石の内視鏡手術等に関連する
文献。【結論】3D画像解析によるナビゲーションおよび実物大立体臓器モデルによる手術支援は、術前・術中の手術計画・教育・患者説明におい
て有用であり、個々の患者に対応するテーラーメイド手術に役立つ技術である。

1)名称

Patient-specific 3-dimensional Printed Kidney Designed for “4D” Surgical Navigation: A Novel Aid to Facilitate Minimally
Invasive Off-clamp Partial Nephrectomy in Complex Tumor Cases

2)著者

Komai Y, et al.

3)雑誌名、年、月、号、ページ

Urology 2016, 91: 226-233

4)概要

【目的・方法】腎癌の腎部分切除術における3Dプリンターによる実物大臓器立体モデル(腫瘍切除前と後の像を把握するという意味で4D
surgical navigationと筆者らは名付けた)の有効性を検討した。【結果】計6症例の実物大臓器立体モデルを作製し、腎部分切除術(無阻血)を
行った。全6症例で手術成功した。術者は、腫瘍と正常腎組織との境界、腎血管の把握しやすかった。患者は、自身の疾患と手術に対する理解に
役立った。【結論】3Dプリンタ-による実物大臓器立体モデル(4D surgical navigation)は、腎部分切除術(無阻血)に際して、術者の助けと
なるとともに、患者の手術に対する理解の助けとなる。

1)名称

Clinical value of patient-specific three-dimensional printing of kidney before partial nephrectomy: a qualitative assessment

2)著者

Nayyar R, et al.

3)雑誌名、年、月、号、ページ

Journal of Endourology 2021, 35: 1405-1410

4)概要

【目的】腎腫瘍に対する腎部分切除術に際して、3Dプリンターによる実物大臓器立体モデルを用いた術前シミュレーションの有効性を検討した。
【方法】計13症例の実物大臓器立体モデルを作製して術前シミュレーションを行った。実際の手術を行った後、各術者に対してその有用性につい
て質問し、リッカート尺度を用いて評価した。【結果】立体モデルを用いた術前シミュレーションは、再現性が高く(リッカート尺度スコア
9.07)、従来の術前造影CTと術中の超音波画像に比べて、腫瘍を切除する境界を決定するために有用であった(8.38、8.07)。【結論】3Dモデル
は、従来の画像評価方法に比べて、適切な切除境界を決定するために有用である。

1)名称

腎癌診療ガイドライン

2)著者

日本泌尿器科学会編

3)雑誌名、年、月、号、ページ

腎癌診療ガイドライン2017年版、2017年、45-47ページ

4)概要

外科療法・局所療法CQ2:腫瘍径4cm以下(T1a)の腎癌患者において腎部分切除術は推奨されるか?
腎部分切除術は根治的腎摘除術と同等の制癌性であり、腎機能温存の観点からは有用であり、推奨される(推奨グレードA)。

1)名称

Complications of radical and partial nephrectomy in a large contemporary cohort

2)著者

Stephenson AJ, et al.

3)雑誌名、年、月、号、ページ

The Journal of Urology 2004; 171: 130-134

4)概要

【目的・方法】腎全摘除術688例と腎部分切除術361例の術後早期(30日以内)の合併症を比較した。【結果】全体の合併症はそれぞれ16%と19%
で有意差を認めなかった。ただし、腎部分切除術は、腎全摘除術に比べて、その術式に関連した合併症が有意に多かった(9% vs 3%)。その内
訳は、尿漏5.5%、急性腎不全1.3%、腎周囲膿瘍1.1%、気胸1.1%、後腹膜出血0.8%であった。いずれも保存的に改善しえた。【結論】腎全摘
除術と腎部分切除術はいずれも重篤な周術期合併症の発生率は低い。ただし、腎部分切除はその術式に関連した合併症が有意に多い。

⑭参考文献5

※⑬については、1.の「主たる申請団体」および「上記以外の申請団体」以外に、提案される医療技術に関する研究、会合、論文発表等を実施している学会等の関連団体や研
究者等の名称を記載すること。

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