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提案書13(2402頁~2600頁) (37 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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腹腔鏡下骨盤内臓全摘術技術概要
【技術の概要】
他臓器に浸潤を伴う骨盤内悪性腫瘍(大腸がん、再発大腸
がん、膀胱がん、子宮癌がんなど)に対して腹腔鏡下骨盤内
臓全摘術を行う(文献1−5)。

基本的に以下の2術式が含まれる。
1. 直腸切除+前立腺切除+膀胱切除
2. 直腸切除+子宮付属器切除+膀胱切除
3 再発症例では尾骨、仙骨合併切除が行われる。

【対象疾患】
他臓器への浸潤を伴う骨盤内悪性腫瘍
(消化器:大腸がん、再発大腸がん、泌尿器:前立腺がん、膀胱
がんなど、婦人科:子宮がん、卵巣がん、膣がんなど)
骨盤内臓全摘患者は2018年NCDデータでは年間441人。このう
ち腹腔鏡下が85例19.3%が行われている。

国内報告では開腹手術よりも腹腔鏡下手術の方
が,出血量、合併症が少なく、R0切除率や手術時
間に差を認めなかった。(文献2、3)。
2018年NCDデータによると骨盤内臓全摘は441例
行われており、このうち85例19.3%が腹腔鏡下に施
行されている。

【メリット】
開腹手術より、良好な視野の元、有意に術中輸血が少なく、
術後合併症も少なく良好であった。,
(文献1,2,3,4)。

摘出する範囲

直腸に隣接する泌尿生殖器
系臓器を一部あるいはすべて
切除する。
再発症例では、尾骨や仙骨も
切除する。

改定案
420,106点(外保連登録)

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