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医療事故情報収集等事業 第85回報告書 (82 ページ)
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| 出典情報 | 医療事故情報収集等事業 第85回報告書(6/30)《日本医療機能評価機構》 |
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事業の現況
3
■
医療事故情報収集等事業の情報発信
本財団(JQ)ならびに本事業、薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業、産科医療補償制度など
は、国内・海外からの注目が高まり、講演などの機会を多くいただいている。今後も医療安全の潮流
の形成に参加し、本財団ならびに本事業の実績や我が国の医療安全活動の実績をもって好影響を与え
るべく取り組んでいくこととしている。最近の講演や会議について次に示す。
(1)アイルランド保健省の依頼に基づく報告・学習制度の資料提供
英国HSSIBのIPSON(International Patient Safety Organisations Network)
(第80回報告書89-90
頁)を通じ、アイルランド保健省から、現在同省が行っているインシデント報告制度の枠組みの見
直しに資するため、各国の状況に関する資料提供依頼があった。そこで4月24日に、本制度の概要を
説明した過去の講演資料を提供するとともに、HSSIBのホームページに掲載されている本制度に関す
る ブ ロ グ(https://www.hssib.org.uk/news-events-blog/patient-safety-in-japan-national-reportingand-learning-system/)(第83回報告書77-79頁)を紹介した。
(2)G20 Global Patient Safety Leaders Group(GPSLG)
サウジアラビア王国は、患者安全をG20の議題として取り上げ、それに関する会議を2019年に
開催し(第66回報告書115-117頁)
、さらに、G20の議長国として2020年11月19日に保健大臣宣
言を公表し、その中で「我々は世界患者安全リーダーズグループを創設することを歓迎する」と述
べた(第69回報告書65-68頁)
。これに関して日本政府は2021年1月に開催されたWHO執行理事
会において、日本の経験をもってGPSLGへ貢献できると信じている旨の発言を行った(第69回報
告書69-72頁)
。そして2022年7月4日には、サウジアラビア王国の患者安全センター(Saudi
Patient Safety Center; SPSC)が主催し、第1回G20 Global Patient Safety Leaders Groupが開催され
た( 第74回 報 告 書74-75頁 )。2023年10月24日 に は、 第2回G20 Global Patient Safety Leaders
Groupが開催され、同グループのメンバーとして本財団も出席した(第79回報告書85-86頁)。そ
して、本事業や薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業といった報告・学習システムの経験をもっ
てGPSLGの活動に貢献できると考えていることを述べた。その後、2024年4月の第6回閣僚級世界
患者安全サミットの直後に第3回会合が開催され、さらにその後、2025年4月25日に第4回会合
が、そして、5月28日に第5回会合が開催された。第4回と第5回は期日が近いことからもわかるよ
うに、一続きの議題の議論を行い、その中心は、2025年の活動の評価と年末に向けた活動計画で
あった。サウジアラビア王国主導で取り組みが行われているために詳細の把握は難しかったが、関
連団体とのパートナーシップの形成、G20加盟国のヘルスケアセクターの組織とのシンポジウムの
開催、ウェビナーの開催、G20加盟国における患者安全推進のためのニーズや課題の把握、リー
ダーシップに関する研修会の実施などが計画された。これに対し、本事業を含む報告・学習制度に
関する講演や講義の依頼が継続的に届いていることから、それらの活動をG20 GPSLGの活動の一
環として行うこともできる旨の意見を述べた。
– 77 –
医療事故情報収集等事業
第 85 回 報 告 書
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医療事故情報収集等事業の情報発信
本財団(JQ)ならびに本事業、薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業、産科医療補償制度など
は、国内・海外からの注目が高まり、講演などの機会を多くいただいている。今後も医療安全の潮流
の形成に参加し、本財団ならびに本事業の実績や我が国の医療安全活動の実績をもって好影響を与え
るべく取り組んでいくこととしている。最近の講演や会議について次に示す。
(1)アイルランド保健省の依頼に基づく報告・学習制度の資料提供
英国HSSIBのIPSON(International Patient Safety Organisations Network)
(第80回報告書89-90
頁)を通じ、アイルランド保健省から、現在同省が行っているインシデント報告制度の枠組みの見
直しに資するため、各国の状況に関する資料提供依頼があった。そこで4月24日に、本制度の概要を
説明した過去の講演資料を提供するとともに、HSSIBのホームページに掲載されている本制度に関す
る ブ ロ グ(https://www.hssib.org.uk/news-events-blog/patient-safety-in-japan-national-reportingand-learning-system/)(第83回報告書77-79頁)を紹介した。
(2)G20 Global Patient Safety Leaders Group(GPSLG)
サウジアラビア王国は、患者安全をG20の議題として取り上げ、それに関する会議を2019年に
開催し(第66回報告書115-117頁)
、さらに、G20の議長国として2020年11月19日に保健大臣宣
言を公表し、その中で「我々は世界患者安全リーダーズグループを創設することを歓迎する」と述
べた(第69回報告書65-68頁)
。これに関して日本政府は2021年1月に開催されたWHO執行理事
会において、日本の経験をもってGPSLGへ貢献できると信じている旨の発言を行った(第69回報
告書69-72頁)
。そして2022年7月4日には、サウジアラビア王国の患者安全センター(Saudi
Patient Safety Center; SPSC)が主催し、第1回G20 Global Patient Safety Leaders Groupが開催され
た( 第74回 報 告 書74-75頁 )。2023年10月24日 に は、 第2回G20 Global Patient Safety Leaders
Groupが開催され、同グループのメンバーとして本財団も出席した(第79回報告書85-86頁)。そ
して、本事業や薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業といった報告・学習システムの経験をもっ
てGPSLGの活動に貢献できると考えていることを述べた。その後、2024年4月の第6回閣僚級世界
患者安全サミットの直後に第3回会合が開催され、さらにその後、2025年4月25日に第4回会合
が、そして、5月28日に第5回会合が開催された。第4回と第5回は期日が近いことからもわかるよ
うに、一続きの議題の議論を行い、その中心は、2025年の活動の評価と年末に向けた活動計画で
あった。サウジアラビア王国主導で取り組みが行われているために詳細の把握は難しかったが、関
連団体とのパートナーシップの形成、G20加盟国のヘルスケアセクターの組織とのシンポジウムの
開催、ウェビナーの開催、G20加盟国における患者安全推進のためのニーズや課題の把握、リー
ダーシップに関する研修会の実施などが計画された。これに対し、本事業を含む報告・学習制度に
関する講演や講義の依頼が継続的に届いていることから、それらの活動をG20 GPSLGの活動の一
環として行うこともできる旨の意見を述べた。
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医療事故情報収集等事業
第 85 回 報 告 書