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公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00277.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和7年度第7回 7/17)《厚生労働省》
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包括的な機能を担う入院医療に係る現状と課題
(高齢者の入院における医療資源投入量について)
• 地域包括医療病棟では、疾患毎に包括される出来高換算点数のばらつきがあり、内科疾患では包括される点数が高く、
請求点数は低い傾向にあった。
• 内科疾患はその多くが緊急入院であり、緊急入院する割合が高い診断群や手術を要する割合が低い診断群では包括
内の出来高換算点数が高かった。
• 同一の疾患で医療資源投入量が同程度であっても、ADLや要介護度は多様であった。
• 地域包括ケア病棟では、包括内の出来高換算点数のばらつきは少なかった。
(地域包括ケア病棟における栄養管理について)
• 地域包括ケア病棟においては、管理栄養士の配置は要件になっておらず、栄養管理に係る加算や管理料は入院料に包
括されている。
• 地域包括ケア病棟では40床あたりの管理栄養士数は少なく、病棟で業務に従事する時間は短い傾向にあった。
• 地域包括ケア病棟では、地域包括医療病棟に比べて低栄養のリスクがある患者が少なく、適切に覚知されていない可
能性があった。

【課題】
(高齢者の入院における医療資源投入量について)
○ 地域包括医療病棟における包括内の出来高換算点数が、手術や緊急入院を要する疾患かどうかによって異なること
について、どのように評価するか。
○ 療養の世話に要する手間を医療資源投入量や診断群分類で把握できない中、高齢者の入院患者像の多様性につい
て、どのように評価するか。
(地域包括ケア病棟における栄養管理について)
○ 地域包括ケア病棟における栄養管理について、どのように評価するか。

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