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公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00277.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和7年度第7回 7/17)《厚生労働省》
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包括的な機能を担う入院医療に係る現状と課題
(高齢者の救急受入や在宅医療等の後方支援について)
• 地域包括医療病棟や地域包括ケア病棟を有する病院のうち、救急受入件数が多い医療機関は急性期病棟を有してい
た。一方、後方支援を評価する加算である在宅患者緊急入院診療加算や協力対象施設入所者入院加算は、救急搬送
受入件数が少なくても算定回数が多い医療機関があった。
• 在宅療養後方支援病院や入退院支援加算の施設基準においても、後方支援や協力医療機関に係る要件が定められて
いる。
• 10対1看護配置の急性期病棟と地域包括医療病棟を併設している医療機関における両病棟の患者像には大きな偏り
はなかった。
(地域包括医療病棟の施設基準に係る事項について)
• 85歳以上の高齢患者の在院日数の中央値は85歳未満より5-6日程度長かった。85歳以上の患者の割合は施設ごと
にばらつきがあった。
• リハビリテーション・栄養・口腔連携加算を届出・算定している施設ではADLが低下する患者の割合が少なかった。また、
10対1看護配置の急性期病棟と比べて地域包括医療病棟ではADLが改善する患者が多い傾向にあった。一方でADLが
低下する患者の割合は全体で5%程度であり、施設基準上の要件となっている割合と近かった。

【課題】
(高齢者の救急受入や在宅医療等の後方支援について)
○ 包括期の入院医療を担う病院の後方支援機能について、どのように評価するか。
○ 10対1急性期病棟と地域包括医療病棟とを併設している医療機関と、各病棟に入棟する患者の状況について、どのよ
うに評価するか。

(地域包括医療病棟の施設基準に係る事項について)
○ 平均在院日数の要件は一律であるが、高齢患者の割合にはばらつきがあり、85歳以上では特に在院日数が長くなる
ことについて、どのように評価するか。
○ 地域包括医療病棟に入院する患者のADLの改善の状況について、どのように評価するか。

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