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出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00277.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和7年度第7回 7/17)《厚生労働省》 |
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ポリファーマシーと高齢者への影響
○ポリファーマシーとは、単に服用する薬剤数が多いことではなく、それに関連して薬物有害事象のリスク増加、服薬過誤、
服薬アドヒアランス低下等の問題につながる状態を指す(多剤服用の中でも害をなすもの=ポリファーマシー)
○高齢者では、6種類以上の投薬により、有害事象の発生が有意に増加したというデータがある。
令和6年12月11日第19回高齢者医
薬品適正使用検討会参考資料4
高齢入院患者で薬剤数と薬物有害事象との関係を解析した報告によると、6種類以
上で薬物有害事象のリスクは特に増加するようである1)。また、外来患者で薬剤数と
転倒の発生を解析した研究では、5種類以上で転倒の発生率が高かった2)。
1)Kojima T, Akishita M, Kameyama Y, et al: High risk of adverse drug
reactions in elderly patients taking six or more drugs: analysis of
inpatient database. Geriatr Gerontol Int 2012; 12: 761-2
2) Kojima T, Akishita M, Nakamura T, et al: Polypharmacy as a risk
for fall occurrence in geriatricoutpatients. Geriatr Gerontol Int 2012;
12: 425-30
出典)高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015(日本老年医学会)
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