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提案書18(3402頁~3601頁) (79 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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概要図書式

提案番号(6桁)

申請技術名

申請学会名

704201

遊離メタネフリン・遊離ノルメタネフリン分画

日本内分泌学会

【技術の概要】
血漿中の遊離メタネフリン及び遊離ノルメタネフリンの測定
(褐色細胞腫の診断の補助)
【対象疾患】
褐色細胞腫
【既存の検査法との比較】
・本検査は、血漿中の遊離メタネフリン及び遊離ノルメタネフリンの両方を
ELISAの技術を利用して高感度に測定する。既存の検査法は、尿中の
メタネフリン、ノルメタネフリンをそれぞれ測定を行う。
・褐色細胞腫の診断において、従来は尿中メタネフリン2分画測定が行われ、
正確な評価のため24時間酸性蓄尿の目的で最低3日の入院が必要であった
(随時尿中メタネフリン2分画のクレアチニン補正による評価はスクリーニング
検査として有用)。本検査により、24時間蓄尿が不要、最低3日間の入院が不要
となり、患者負担軽減、医療費削減となる。

1)血漿遊離メタネフリン2 分画測定法について 竹越一博著
モダンメディア65 巻9 号2019 号臨床検査アップデートより

・本検査は、方法が簡便で単回の採血で済むため、外来で1回の採血のみで
行うことが可能である。
・検査能も従来の尿中測定に勝るとも劣らない優れた検査となり1),2)、
「褐色細胞腫・パラガングリオーマ診療ガイドライン2018」(日本内分泌学会)
で推奨され、 海外でも広く利用されている。
【診療報酬上の取扱い】
D008 内分泌学的検査
51 遊離メタネフリン・遊離ノルメタネフリン分画
現行320点を450点に増点を提案する
3480

2)Plasma free metanephrines in the diagnosis of pheochromocytoma:
diagnostic accuracy and strategies for Japanese patients
Tanaka Y et al. Endocrine Journal 2014, 61 (7), 667-673.