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提案書18(3402頁~3601頁) (76 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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③再評価の根
拠・有効性
ガイドライン等での位置づけ

④普及性の変化
※下記のように推定した根拠

「褐色細胞腫・パラガングリオーマ診療ガイドライン2018」日本内分泌学会 2018年発行
(保険収載済み)
・褐色細胞腫・パラガングリオーマの診療アルゴリズムのスクリーニング方法および機能
診断において本検査が記載され、1Bにて推奨されている。(xページ)
・カテコールアミンは腫瘍から常に分泌されているわけではないのに対して、遊離メタネ
フリン分画は常に血中に分泌されており、診断的意義が高い。(p9 13行目)
ガイドライン等での記載あり(右欄に詳細を記載す
・血中および24時間尿中メタネフリンの正診率は98%、95%、感度は96%、89%、特異度
る。)
は97%、94%と報告されている。(p9 14行目)
・海外では血中遊離メタネフリンが感度、特異度の点から第一選択に推奨されており、ガ
イドライン発行当時本検査用キットが承認後保険適用申請中のため、今後臨床への応用へ
の期待が記載されている。(現在保険収載済み)(p63 16行目)
・術後の経過観察においても海外のガイドラインでは遊離メタネフリン、
3-methoxytyramine(3MT)が推奨されている。(p38下から3行)

再評価によって実施回数の増加が見込まれる。
年間対象者、実施回数については年間総計レセプト算定回数(第7回NDBオープンデータ/厚生労働省)を参考とした。
①【遊離メタネフリン・遊離ノルメタネフリン分画】(本検査)
外来4,812件 入院1,627件 合計6,439件
②【メタネフリン・ノルメタネフリン分画】(従来法)
外来36,768件 入院19,757件 合計56,525件
①②本検査と従来法の合計 外来41,580件 入院21,384 合計62,964
入院による24時間蓄尿検査の減少を考慮すると
本検査と従来法の合計 外来41,580件 入院10,692 合計52,272

年間対象者数の
変化

年間実施回数の
変化等

見直し前の症例数(人)

41,580人

見直し後の症例数(人)

41,580人

見直し前の回数(回)

「血中遊離メタネフリン・遊離ノルメタネフリン分画 」
外来4,812回 入院1,627回 合計6,439回

見直し後の回数(回)

「血中遊離メタネフリン・遊離ノルメタネフリン分画」
外来20,790回 入院5,346回 合計26,136回(従来法と半数での併用とする)

⑤医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)

・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)

通常の血液検査と同様に行えるため検体採取に血液検体採取以外の特別な技術は要しない。

施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体 新たに設けるべき基準はなし。
制等)
人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門 新たに設けるべき基準はなし。
性や経験年数等)
その他
(遵守すべきガイドライン等その他の 新たに設けるべき基準はなし。
要件)

⑥安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度

一般的な血液検査と同様である。
止血困難・皮下血腫、アレルギー反応、神経損傷(約1万~10万回の採血に1回の頻度)、血管迷走神経反射(報告により様々0.01%~1%の頻度)

⑦倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)

褐色細胞腫の診断の補助として使用するため、倫理性や社会的妥当性には問題はない。

見直し前

320点

見直し後

450点

その根拠

1検体あたりの試薬代(6,250円+諸費用)と「44メタネフリン217点」、「49 ノルメタネフリン250点」の合計点(217+250=467点)より算出
(参考)1検体あたりの試薬代は本製品を2回に分けて使用かつ2重測定の場合6,250円+諸費用(人件費、材料費等)が想定される。
本製品(1キット96回分、定価200,000円)で2重測定を行った場合の1検体あたりの試薬価格
検量線(6濃度(標準A~F))測定、コントロール測定(高低2濃度)ともに2重測定で行う。
検体数に応じキットを1回で全て使用した場合と2回で使用した場合
1キットを1回で全て使用 :検量線及びコントロールに必要なウェル数:16 可能なテスト数:40
1キットを2回に分けて使用:検量線及びコントロールに必要なウェル数:32 可能なテスト数:16x2回=32
よって、1回で使用した場合、1検体あたりの単価(¥5,000)+諸費用
2回で使用した場合、1検体あたりの単価(¥6,250)+諸費用
各施設において本品を2回に分けて使用することが想定され、1回の場合でも上記コストが考えられる。

⑧点数等見直し
の場合

区分
⑨関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(当該医療
技術を含む)

特になし

その他(右欄に記載。)

番号
技術名

特になし
特になし

具体的な内容

特になし

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