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提案書18(3402頁~3601頁) (30 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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⑦医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)

・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)

コアカリキュラムと体系化された教育ガイドライン(64時間)に沿ったSANE研修の受講と学会によるSANE-J認定制度(5年ご
との更新)による質の保証。現在国内にはSANE研修受講者は約800名、SANE-J認定者は116名(2022年8月現在)

施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体制
等)
人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門性 SANEーJ
や経験年数等)
・日本版性暴力対応看護師(SANE-J)教育ガイドライン
その他
・Finkel, M. A., & Giardino, A. P. (2009). プラクティカルガイド 子どもの性虐待に関する医学的評価:Medical
(遵守すべきガイドライン等その他の要 Evaluation of Child Sexual Abuse: A practical Guide 3rd Edition (柳川敏彦, 溝口史剛, 山田不二子, & 白川美也子,
件)
Trans. 3 ed.): 診断と治療社.

⑧安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度

リスク無し

⑨倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)

性暴力被害を受けた子どもの状態について、正しい知識とトラウマインフォームドケア技術によって対応しないと、2次被害
を起こすリスクが高い。


妥当と思われる診療報酬の区分
⑩希望する診療
報酬上の取扱い

点数(1点10円)

200点/回

その根拠
区分
関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(③対象疾
患に対して現在
行われている医
療技術を含む)

予想影響額

区分をリストから選択

番号
技術名

具体的な内容

リストから選択

プラスマイナス
予想影響額(円)
その根拠
備考

⑪提案される医療技術において使用される医薬品、医療機
器又は体外診断薬
無し
(主なものを記載する)
⑫提案される医療技術の海外における公的医療保険(医療
保障)への収載状況

3)調べていない

1)を選択した場合は、下の欄に詳細を記載。

※ 該当する場合、国名、制度名、保険適用上の特徴
(例:年齢制限)等
⑬提案される医療技術の先進医療としての取扱い

d. 届出はしていない

⑭その他
⑮当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等
1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

子どもの性虐待に関する医学的評価 (Medical Evaluation of Child Sexual Abuse)
Martin A. Finkel & Angelo P. Giardino
2009

4)概要

被害後の医療者や支援者との会話における、何気ない言葉が、子どものその後の発達に影響し、誤った理解(特にリプロダク
ティブヘルスに関する)を持ち続けているケースが少なくない。例えば、「自分はもう妊娠できない」「触られたところがガ
ンになる」など、人に言えず悩んでいるケースも報告されている。その他、医学的初見や、処女膜検査についての提言なども
エビデンスとともに、記述されている。

1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

性暴力サバイバーの出産 (When Suevivirs Give Birth)
Penny Simkin & Phyllis Klaus
2004(2021)

4)概要

幼少期に受けた性被害が、記憶の奥にしまいこまれなかったことになっていてる。しかし、その後の人生の、いくつかのポイ
ント(特に妊娠出産子育て)でその記憶が蘇り、生活を脅かし社会生活ができないほどに病んでしまう、多くのケースの経過
や、効果的な介入などに土え具体的に書かれている。

1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

NHK性暴力被害実態調査アンケート:3万8千超の性被害. 性暴力を考える.
NHK性暴力を考える取材班 (Producer)
NHKインターネットサービス、2022、172、https://www.nhk.or.jp/gendai/comment/0026/topic059.html

4)概要

全体38383件の54.1%にあたる1万9,090件が“PTSDの診断がつくほどの状態である可能性がある”とされた。ところが「PTSD
と診断された」と答えた人は,被害に遭ったという本人のうち3.1%であり,自覚もなく周囲に気づかれることもなく未治療
のままであることが推察される。さらに,回答者の半数は,被害後20年経過他現在も,PTSDの症状に苦しんでいた。被害時の
平均年齢は15.1歳でアンケート回答時の平均年齢は32.81歳であり,17年間PTSD症状が変わらず続いていることになる。

1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

ワンストップ支援センター「なごみ」の取り組みから
長江美代子
地域保健、2019、50 (5)、 36-41

4)概要

病院拠点型ワンストップ支援センターなごみモデルについて、事例をもちいて、初期対応、被害直後から中長期への支援につ
いて示した。仮事例は事例は婚活相手による被害女性(28代後半)、同級生からの被害(女子中学生)、顔見知りの男性から
の被害(20代前半女性)とした。さらに、幼少期の性被害のパターを示し、その後の人生にどのように影響しているか説明し
た。

1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

北米のPTSD予防・治療・回復の現場
長江美代子, 高岡昂太, 土田幸子, 古澤亜矢子, 坂本理恵, 江口美智.
日本フォレンジック看護学会誌、2017、3(2)、 57-83.

4)概要

性暴力被害の急性期対応と多職種多機関連携(MDT: Multi Disciplinary Team)に焦点を当ててインタビューし、録音したも
のを許可を得てまとめた。ニュージャージー州にあるCARES INSTITUTE:Rowan Medicine Child Abuse Research Education
and Services Institute)を訪問した。CARESは、暴力被害の子どもとその家族の支援を中心におこなっている。複数の小児
虐待専門医が常勤していて、アセスメントや医学評価を提供し、PTSDを含めて心身の被虐待児を治療していた。P71-72には、
小児虐待専門 Martin Finkel氏から、被害児の認知の歪みについて説明を受けた内容の記述がある。

⑯参考文献1

⑯参考文献2

⑯参考文献3

⑯参考文献4

⑯参考文献5

※⑮については、1.の「主たる申請団体」および「上記以外の申請団体」以外に、提案される医療技術に関する研究、会合、論文発表等を実施している学会
等の関連団体や研究者等の名称を記載すること。

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