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提案書18(3402頁~3601頁) (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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生殖医療管理料1[看護師・公認心理士による心理相談の拡充]
図 不妊治療中患者と一般男女におけるK6得点の違い
カットオフ未満(0-4点)

気分・不安障害軽度(5-8点)

気分・不安障害中等度(9-12点)

気分・不安障害重度(13点以上)

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

厚生労働省令和2年度子ども・子育て支援推進調査研究事業・不

妊治療中の患者(374人)

小泉2013・早発卵巣機能不全で不妊治療中の女性(160人)

令和元年度国民生活基礎調査・生殖年齢(20-49歳)の一般
男女(37854人)

29.7%

29.4%

35.0%

32.5%

67.4%

20.6%

18.5%

20.3%

14.0%

16.8% 9.7%
6.0%

厚生労働省令和2年度
子ども・子育て支援推
進調査研究事業では不
妊治療中の男女患者の
うち軽度以上の気分・
不安障害疑いは70.3%、
中等度・重度の割合は
40.9%であった。
これらの患者に公認心
理師や精神科医など、
心理専門職による対応
が必要

[現行]施設基準として、「看護師、公認心理師等の患者からの相談に対応する専
任の担当者を配置していること」とあるが、看護師、公認心理師による適切なケア
や支援の提供の内容および算定については明記されていない。そのため、無料で実
施すれば施設の持ち出しとなり、自費で実施すればその他の費用も自費扱いとなり、
実施できていない現状がある。
[要望]専門的な心理サポート技術(特に認知行動療法)は7~10回の面接が必須
となる。不妊治療前・中・後において患者に中等度以上の気分・不安障害があり、
かつ医療者が必要と判断した場合、生殖医療の専門知識を持ち、かつ認知行動療法
等のトレーニングを受けた、看護師・公認心理師が30分以上の心理的不安を軽減す
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る目的で面接を行った場合、週1回、1回300点、最大10回までの算定を要望する。