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提案書18(3402頁~3601頁) (62 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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概要図書式

提案番号(6桁)

申請技術名

申請学会名

701201

超音波法によるアキレス腱厚の測定

日本動脈硬化学会

【技術の概要】

【既存の検査法との比較】

超音波法によりアキレス腱厚(Achilles tendon

図2のX線撮影によるATT計測では、一般医家がX線撮影

thickness: ATT)を測定し、家族性高コレステロール

装置を所有していないことが多く、また撮影後にアキレス腱と

血症(familial hypercholesterolemia: FH)を診断する。 皮膚・皮下組織との境界が不明瞭で計測が困難な症例が
一定数存在すること、放射線被ばくの難点が指摘されていた。

ATT

一方、超音波法ではアキレス腱の境界は明瞭に描出可能で
非侵襲的かつ正確にATTを測定することができる(図1)。
【対象疾患】

図1.アキレス腱超音波像(左:非FH患者、右:FH患者)

家族性高コレステロール血症

ATT

【有効性及び診療報酬上の取扱い】
・「成人家族性高コレステロール血症診断基準2022年版」の診断項目の一つに「アキレス腱
肥厚」があり、ATTは2017年版のX線撮影または超音波法により定量すると記載された。
・日本人におけるFH診断のATTカットオフ値は男性6.0 mm、女性5.5 mmであり、

図2.FHのアキレス腱X線像

診断基準項目の一つである(FH診断の感度73%、特異度81%)。
・当学会と日本超音波医学会の合同で2017年に「超音波法によるアキレス腱厚測定の標準的評価法」をWEB上で公開し、
すでに測定法は標準化されている。
・診療報酬上の扱いは350点(運動器の超音波検査は、「断層撮影法 ハ その他(頭頸部、四肢、体表、末梢血管等)350点」に
該当するため、当該技術も同等が妥当と考える。)

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