よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


参考資料3 薬学教育モデル・コア・カリキュラム(素案) (専門研究委員会(第2回)令和4年3月7日 資料2) (88 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/117/siryo/mext_00002.html
出典情報 薬学教育モデル・コア・カリキュラム改訂に関する専門研究委員会(第3回 5/30)《文部科学省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

「D-1 薬の作用と体の変化」、「D-2 薬物治療に繋がる薬理・病態」、「D-3 医療における意思
決定に必要な医薬品情報」、「D-4 薬の生体内運命」
<学習目標>
1)臨床で対応する疾患について、診療ガイドライン・治療ガイド等の情報、その他科学的根拠
に基づき疾患の治療全般と薬物治療の位置づけを考察する。
2)個別の事例に対し、患者背景と科学的根拠に基づいた薬物治療の計画立案・見直し、効果・
副作用のモニタリング及び評価を実践する。
3)疾患の予防、診断、治療目標において、判断の基準となる検査値や臨床上の各種所見等を把
握し、患者の健康維持や薬物治療の目標設定等に適切に活用する。
4)患者の病態生理をふまえ、薬物治療上の問題点を列挙し、問題指向型システム(POS)に基づ
いて、適切な評価と薬学的管理の立案を行い、SOAP 形式等で適切に記録する。
5)患者の疾患領域において、新たに提唱された薬物療法の有効性・安全性を最新の臨床成績を
もとに評価し、患者に適用するための具体的なプロトコールを提案する。
6)疾患の病期(急性期、回復期、慢性期、終末期)や患者の治療・療養の環境をふまえ、その
時々に適した薬物治療を計画立案し、関係者間の情報共有により、シームレスな薬物治療を
実践する。
7)複数の疾患、複数の医薬品が複雑に関連して治療を受けている患者の薬物治療について、そ
の安全性、有効性を常に再評価し、QOL の改善、有害反応の予防などを実践する。
<学習事項> 例示
(1)循環器疾患、神経・精神疾患、アレルギー・免疫疾患、代謝・内分泌疾患、消化器疾患、
感染症、がん等、臨床で対応する疾患全般の薬物治療
(2)複数疾患が併存する場合の適切な薬物治療への対応
(3)ポリファーマシーの改善
<評価の指針 重点>
3、4、5、6

F-1-3 多職種連携による薬物治療
<ねらい>
患者中心の医療の実践において、多職種の連携・協働の中で薬剤師の専門性を発揮することを
通してより質の高い医療を提供するという視点で、多様な医療チームの活動において薬剤師の専
門性をもって貢献するとともに、機能の異なる病院間、病院・薬局間、薬局・薬局間等の施設間
の連携を図り、入退院時等における患者の療養環境の変化に関わらずシームレスな薬学的管理を
実践する。加えて、介護施設や居宅等での在宅医療に積極的に関わり、地域包括ケアシステムの
中で薬剤師としての役割を果たす。
「他領域・項目とのつながり」
この小項目を学ぶために関連の強い項目
「B-2 薬剤師に求められる社会性」
「B-3 社会・地域における薬剤師の活動」、「E-1 人の健
康の維持・増進を図る保健・医療」
<学習目標>
1)多様な医療チーム(ICT、NST、緩和ケアチーム、褥瘡チーム等)において、チームメンバー
と良好なコミュニケーションを図り、チームの目標や方針、活動に必要な情報を共有すると
88