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参考資料3 薬学教育モデル・コア・カリキュラム(素案) (専門研究委員会(第2回)令和4年3月7日 資料2) (78 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/117/siryo/mext_00002.html
出典情報 薬学教育モデル・コア・カリキュラム改訂に関する専門研究委員会(第3回 5/30)《文部科学省》
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E-2-2 人の健康の維持・増進のための食品衛生と食品安全の管理
<ねらい>
この小項目では、大項目B、C及びDで学習した食品の人の健康に対する影響に関する基礎知
識をもとに、食品の適切な衛生管理により、健全な社会の維持に貢献するという視点で学習を
行う。食品の衛生管理による人の健康の維持・増進に関する専門的な知識・技能を修得し、こ
れに基づいた解析による食品の衛生管理に係る課題の発見、その解決策の策定を行い、解決策
の適切な実施を図る。
「他領域・項目とのつながり」
この小項目を学ぶために関連の強い項目
「B 社会と薬学」、「C 科学的根幹としての基礎薬学」及び「D 臨床に繋がる医療薬学」
この小項目を学んだ後につなげる項目
「F-1 薬物治療の実践」、「F-2 医療マネジメント・医療安全の実践」、「F-3 地域医療・
公衆衛生への貢献」
<学習目標>
1)衛生薬学・公衆衛生薬学の視点から、食品の変質や食中毒による健康被害の機構とその防止
策・治療法について説明し、その有用性について適正に評価する。
2)食品添加物の食品安全を確保する上での有用性と生体影響について説明し、その安全性につ
いて適正に評価する。
3)食品中の有害物質の生体影響とその防止策について説明し、その有用性について適正に評価
する。
4)食品によって起こる健康被害について、社会情勢・国際的な動向も含めて多角的に解析する
ことによって、これらの予防・防止を行う上での課題を発見・抽出し、その解決に向けた有
効な予防・防止策について立案・提言する。
5)社会・集団に対して、これらの課題とこれに対する有効な予防・防止策について適切に情報
提供を行い、その方策の主導的な実施を図る。
6)修得した知識・技能、有効な予防・防止策を、人の健康に係る保健衛生上、公衆衛生上の他
の課題の解決に向けて応用する。
<学習事項> 例示
(1)食品の変質、食中毒(微生物汚染や自然毒等)による人の健康被害の原因・発症機構とそ
の解析
(2)食品の変質、食中毒の防止法・治療法とその実施
(3)食品添加物の有用性と生体影響、安全性評価とその実施
(4)食品中の発がん物質、重金属、農薬等の有害物質の生体影響とその評価
(5)健康被害の予防・防止のための食品の衛生管理における課題の発見・抽出
(6)課題解決に向けた有効な予防・防止策の立案・提言と情報提供、適切な実施
<評価の指針
2、5、6

E-2-3

重点>

食品衛生、食品安全に係る法制度とその運用

<ねらい>
78