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参考資料3 薬学教育モデル・コア・カリキュラム(素案) (専門研究委員会(第2回)令和4年3月7日 資料2) (35 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/117/siryo/mext_00002.html
出典情報 薬学教育モデル・コア・カリキュラム改訂に関する専門研究委員会(第3回 5/30)《文部科学省》
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天然から得られる化合物及びその誘導体は、医薬品、農薬、香粧品などとして多く応用されて
いる。化学構造を基にして、天然物医薬品や生薬の性質や特徴を学習し、理解する。
「他領域・項目とのつながり」
この小項目を学ぶために関連の強い項目
「B-4 医薬品等の規制(B-4-1 医薬品開発を取り巻く環境、B-4-4 特別な管理を要する医薬
品等)」
、「C-3 薬学の中の有機化(C-3-2 有機化合物の立体化学、C-3-3 有機化合物の基本
構造と反応性、C-3-5 無機化合物・錯体))
、「C-4 薬学の中の医薬品化学(C-4-2 生体分子
とその反応、C-4-3 標的分子とその相互作用、C-4-5 代表的疾患の治療薬とその作用機序)
」、
「C-5 薬学の中の天然物化学、生薬学(C-5-2 天然由来医薬品各論)」
この小項目を学んだ後につなげる項目
「C-6 生物の増殖と恒常性(C-6-8 免疫応答による生体防御機構)」
、「C-7 人体の構造と機
能およびその調節(C-7-3 神経系、C-7-3 内分泌系)」
、「D-1 薬の作用と体の変化(D-1-3 医
薬品の安全性)」、「D-2 薬物治療に繋がる薬理・病態(D-2-1~19)」、「D-3 医療における意
思決定に必要な医薬品情報(D-3-2 医薬品情報の情報源と収集、D-3-3 医薬品情報の評価と
解析、D-3-4 医薬品情報の応用)」
、「E-2 食品の人の健康の維持・増進における機能と疾病予
防の役割(E-2-1 食品に含まれる健康を維持・増進する栄養素及び疾病治療におけるその重
要性、E-2-2 人の健康の維持・増進のための食品衛生と食品安全の管理)」、「E-4 健康を脅
かす感染症の予防と蔓延(E-4-2 感染症の蔓延の防止・収束)」
<学習目標>
1)医薬品や農薬等として用いられる天然物由来の有機化合物を化学構造と作用を関連付けて分
類する。
2)天然物の医薬資源としての利用に関する意義を説明する。
<学習事項> 例示
(1)医薬品として使われている天然有機化合物
(2)医薬品として使われている天然有機化合物誘導体
(3)農薬や香粧品などとして使われている天然由来有機化合物
<評価の指針
1、3、4

重点>

C-6 生物の増殖と恒常性【生命科学】
<ねらい>
この中項目では、生物の基本概念と基本構造を、その多様性と共通性という 2 つの対立する特
性を基に学習し、それらの生命維持における増殖と恒常性の役割を理解することで、薬学におけ
る生命科学の意義と共に、生物の最小構成単位である細胞の成り立ち、分化・増殖、機能発現・
維持のしくみとともに、その病原体などに対する生体防御システム及び生命維持における役割の
学習によって生命体の微細組織及び、その恒常性に関する知識基盤を確立する。
<評価の指針>
1.医薬品の作用機構の理解につながる有機化学、物理化学、生命科学を説明する。
2.病態の理解につながる有機化学、物理化学、生命科学を説明する。
3.病態の発症機構の理解につながる有機化学、物理化学、生命科学を説明する。

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