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参考資料3 薬学教育モデル・コア・カリキュラム(素案) (専門研究委員会(第2回)令和4年3月7日 資料2) (74 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/117/siryo/mext_00002.html
出典情報 薬学教育モデル・コア・カリキュラム改訂に関する専門研究委員会(第3回 5/30)《文部科学省》
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E

衛生薬学・公衆衛生薬学

<学修目標>
「E 衛生薬学・公衆衛生薬学」においては、薬学教育プログラムにおける「B 社会と薬
学」、「C 科学的根幹としての基礎薬学」、「D 臨床に繋がる医療薬学」での学習をもとに、
「F 臨床薬学」における薬物治療等を学ぶための基盤となり、また医療安全等の学習に発展さ
せることができるように、社会・集団における社会的要因・環境要因によって起こる疾病の予
防・防止、健康の維持・増進に必要な栄養・食品衛生、人の健康に影響を与える化学物質の管
理と環境衛生・環境保全、感染症の成因と予防・蔓延防止関する薬学的な専門知識・技能を修
得する。本領域ではこれを基盤として、国民の健康な生活の確保、健全な社会の維持・発展に
貢献するために、人の健康に係る保健衛生上、公衆衛生上の課題を発見・抽出し、さらにその
解決に向けた有効な方策を立案・実施する能力を身に付ける。
<評価の指針>
衛生薬学・公衆衛生薬学に係る学修において、以下を学修目標への到達を評価するための指針
とする。
1.社会・集団における社会的要因・環境要因によって起こる疾病の予防・防止に関する専門的
な知識・技能を修得している。
2.社会・集団における健康の維持・増進に必要な栄養・食品衛生に関する専門的な知識・技能
を修得している。
3.社会・集団における人の健康に影響を与える化学物質の管理と環境衛生・環境保全に関する
専門的な知識・技能を修得している。
4.社会・集団における感染症の成因と予防・蔓延防止に関する専門的な知識・技能を修得して
いる。
5.人の健康増進・保健衛生に係る課題を、的確に発見・抽出し、解決に向けた方策を立案・実
施し、その社会的な貢献を評価する。
6.社会・集団の健康増進・保健衛生における衛生薬学・公衆衛生学の重要性と薬剤師として果
たすべき役割について説明する。

E-1

人の健康の維持・増進を図る保健・医療

E-1-1

社会・集団における健康

<ねらい>
この小項目では、大項目B、C及びDで学習した様々な疾病や健康被害に関する基礎知識をも
とに、社会・集団においてこれらが起こる背景や要因の的確な解析によって有効な解決策を導
くことにより、健全な社会の維持に貢献するという視点で学習を行う。保健統計及び疫学的手
法に関する専門的な知識・技能を修得し、こういった解析をもとに疾病や健康被害に対する解
決策を策定し、その適切な実施を図る。
「他領域・項目とのつながり」
この小項目を学ぶために関連の強い項目
「B 社会と薬学」、「C 科学的根幹としての基礎薬学」及び「D 臨床に繋がる医療薬学」
この小項目を学んだ後につなげる項目
「F-1 薬物治療の実践」、「F-2 医療マネジメント・医療安全の実践」、「F-3 地域医療・
公衆衛生への貢献」
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