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参考資料3 薬学教育モデル・コア・カリキュラム(素案) (専門研究委員会(第2回)令和4年3月7日 資料2) (39 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/117/siryo/mext_00002.html
出典情報 薬学教育モデル・コア・カリキュラム改訂に関する専門研究委員会(第3回 5/30)《文部科学省》
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C-6-5 生体エネルギーと代謝
<ねらい>
生体内で成り立っている無数の化学反応のうち、主なものについて反応の概要とエネルギー代
謝、さらに生理的な意味について理解を深める。生体内の化学反応(代謝反応)では、エネルギ
ー保存の法則から反応前後でエネルギーの総量に変化はないが、一つの形から別な形へと変化し
ている。食物中の栄養成分が持つエネルギーを用いてさまざまな生体分子が作られること、また、
同時に起きるエネルギー変換について理解する。
「他領域・項目とのつながり」
この小項目を学ぶために関連の強い項目
「C-1 化学物質の物理化学的性質」
、「C-4 薬学の中の医薬品化学 (C-4-2 生体分子とその
反応))
この小項目を学んだ後につなげる項目
「E-2 食品の人の健康の維持・増進における機能と疾病予防の役割(E-2-1 食品に含まれる
健康を維持・増進する栄養素及び疾病治療におけるその重要性)」、「D-1 薬の作用と体の変
化(D-1-1 薬の作用のメカニズム、D-1-2 身体の病的変化)

<学習目標>
1)生体内化学反応(代謝反応)の概要を説明する。
2)生体内化学反応をエネルギー変換の観点から説明する。
<学習事項> 例示
(1)エネルギー代謝の全体像
(2)解糖系・乳酸生成
(3)クエン酸回路(TCA サイクル)
(4)電子伝達系(酸化的リン酸化)
(5)グリコーゲン代謝
(6)糖新生
(7)脂肪酸の生合成とβ酸化
(8)コレステロール生合成と代謝
(9)飢餓状態と飽食状態のエネルギー代謝
(10)アミノ酸の代謝
(11)ヌクレオチドの代謝
(12)ペントースリン酸回路
<評価の指針
2、3

重点>

C-6-6 細胞間コミュニケーションと細胞内情報伝達
<ねらい>
ヒトの身体では細胞を基本単位として、多様な細胞から成り立つ種々の組織・臓器が形作られ
ている。ヒトの体内では、それらの組織や臓器の間では、情報を伝達する分子としてさまざまな
化学物質が利用されて、ダイナミックなネットワークが形成されている。情報がどのように伝え
られるのか、最小単位の細胞のレベルでその仕組みを学習し、理解する。

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