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参考資料3 薬学教育モデル・コア・カリキュラム(素案) (専門研究委員会(第2回)令和4年3月7日 資料2) (42 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/117/siryo/mext_00002.html
出典情報 薬学教育モデル・コア・カリキュラム改訂に関する専門研究委員会(第3回 5/30)《文部科学省》
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1)免疫機構が引き起こす疾患の成立メカニズムを説明する。
2)腫瘍疾患での免疫破綻を理解する
3)臓器移植において知るべき免疫現象を説明する。
<学習事項> 例示
(1)炎症とアレルギー
(2)免疫寛容と自己免疫
(3)腫瘍と臓器移植に対する免疫応答(薬物治療は除く)
<評価の指針
2、3

重点>

C-7 人体の構造と機能およびその調節 【解剖・生理学】
<ねらい>
薬が投与され作用するのは人体である。細胞からなる人体の正常な構造と機能及びその調節機
構を学び、人体の正常な営みを把握することで、人体を構成する各器官の不調によって生じる病
態や疾患及びその適切な作用薬を理解するための基盤となる知識を習得する。
分析科学、有機化学、生命科学の内容をもとに、人体が有機化合物を要素とする細胞から構成さ
れ、多くの有機化合物が関与した生化学的反応によって生命活動が営まれていることを理解する。
また、診断画像に現れる構造を読影できる基礎知識も習得する。こうして、細胞・組織・器官か
ら構成される 12 の器官系が相互に連携しながら人体全体として調和のとれた調節及び恒常性維
持がなされていることを把握し、医療薬学、衛生薬学、臨床薬学における学習の基盤を形成する。
<評価の指針>
1.人体を構成する細胞内では多くの有機化合物が関与する生化学的反応によって生命活動が営
まれ、また、恒常性維持のための調節にも有機化合物が関与していることを説明する。
2.人体が 12 の器官系からなり、それら器官系の連携によって生体恒常性が維持・調節されてい
ることを説明する。
3.器官系やその連携が、どのように摂取した食品の消化・吸収、薬物の代謝、感染症や各種疾
患の成立につながっていくのかを考察する。

C-7-1 ヒトの発生
<ねらい>
細胞や遺伝子及び生体分子についての学習をもとに、ヒトの発生について理解し、生殖器系と
の関連を理解する。
「他領域・項目とのつながり」
この小項目を学ぶために関連の強い項目
「C-4 薬学の中の医薬品化学(C-4-2 生体分子とその反応)」、「C-6 生物の増殖と恒常性
(C-6-1 生命の最小単位としての細胞、C-6-2 生命情報を担う遺伝子)」、「C-7 人体の構造
と機能およびその調節(C-7-15 生殖器系)」
この小項目を学んだ後につなげる項目
「D-1 薬の作用と体の変化」、「D-2 薬物治療に繋がる薬理・病態」、「D-4 薬の生体内運命」、
「F-2 医療マネジメント・医療安全の実践」
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