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資料1 人口減少社会の中での総合的な国力の強化(財政各論Ⅰ) (42 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/20260423zaiseia.html
出典情報 財政制度等審議会 財政制度分科会(4/23)《財務省》
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効率的な医療提供体制の構築③(薬局)

医療・介護

○ 過去30年間で、薬局数は6割以上増加し、薬局に従事する薬剤師の数は3倍以上となっている。また、薬局は、小規模な形態が
大宗を占めている。提供体制の効率化がなされないまま、人材の流入が継続してきたことが見て取れる。
○ こうした小規模分散の体制は、対人業務の充実や安定的な医薬品供給の観点から問題。限りある医療人材の最適配分を実現し、
効率的な医療提供体制を構築する観点から、薬局の集約化や大規模化に向けた取組が不可避。
◆薬局数の推移

(施設数/10万人)

(施設数(万))
6.5

約63%増加

6.0
5.5
5.0

4.4

4.5
4.0
3.5
3.0

3.9

31.0

4.7

4.0

32.0

34.9

36.8

4.9

5.1

38.7 39.6

5.6

5.3 5.3

5.2

40.6

41.6 41.4

6.1

6.0
5.8 5.9

43.7

45.4 46.2

6.2 6.3

55

47.0

48.3

20
18

×3倍

16
14
12
10

4

6.1
48.7

7.0
55.5

8.1
64.2

9.5

74.7

10.7

83.9

11.6

91.1

12.5

98.0

13.6

106.3

14.6

113.7

15.3

120.0

16.1

126.8

17.2

135.6

18.0

(年度末)

142.7

18.9 19.1 19.7

149.8 152.7

140
120
100
80
60
40
20

2
0

180
160

159.5

0

1994 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 2016 2018 2020 2022 2024(年)

薬局従事薬剤師数

(出所)厚生労働省「医師・薬剤師・歯科医師統計」

人口10万人あたり薬局従事薬剤師数

250

150

(人数(人)/10万人)

(人数(万))

約67%の薬局において、常勤薬剤師数は2人以下
(施設数)

40

25

1994 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 2016 2018 2020 2022 2024

 薬局ごとの処方箋受付回数は、月1,000回未満の薬局が5割超を占めている。

200

30

薬局総数(左軸)

 常勤薬剤師が2人以下の薬局は約2/3を占め、1人の薬局でみても全体の1/3を占める。

45

35

人口10万人あたり薬局数(右軸)

◆薬局に従事する薬剤師数の推移

6

50

51.1

49.9

(出所)厚生労働省「衛生行政報告例」、総務省「人口推計」に基づき作成。1994年及び1996年は年末時点。
(注) 2010年の薬局数には宮城県及び福島県の一部地域が含まれていない。

8

60

◆薬局ごとの常勤薬剤師数及び薬局あたり処方箋受付回数

N=612薬局
215

25

43

1人

2人

3人

23.6 %

20

100

50
0

31.3 %

30

195

100

約51%の薬局において、処方箋受付回数は月1,000回未満
N=60,015薬局
35

(%)

4人

15
27
5人

30

21.2 %

15.9 %

10
2

6人以上 未回答

5
0

4.1 %
~100

2.6 % 1.3 %
100~500 500~1000 1000~15001500~30003000~4000

(出所)左図:中央社会保険医療協議会資料「調剤(その2)」 (2023年11月28日)より、「薬局の機能に係る実態調査」の結果を引用。
右図:同 「調剤(その2)」(2025年9月10日)より、2024年度の処方箋受付回数(厚生労働省調べ)を引用。

4000~ (回)

◆ 中央社会保険医療協議会資料「調剤について(その2)」(2025年11月28日)(抄)
「薬局・薬剤師の偏在により生じる課題 都市部における薬局・薬剤師の集中」にお
いて指摘された、小規模分散の体制により生じる課題の例
 小規模乱立の結果、薬局1つ当たりの受付処方箋枚数が減少し、地域における医療
提供体制が非効率になる。
 小規模乱立の結果、医薬品配送先の薬局数が多くなるだけでなく1回あたりの配送数
量も少なくなるため、卸による医薬品の配送が非効率になるなど、流通に負荷をかける。
 小規模乱立の結果、多数の薬局がそれぞれ医薬品の在庫を持つことになるため、過剰
な流通在庫を生じさせるだけでなく、供給不安発生時に医薬品の供給不足を助長する。
 小規模乱立の結果、患者が薬局を近さのみで選び、薬歴の一元化が成立しにくい。
 過当競争の結果、効率的収入を求め、特定の医療機関の処方箋を集中的に調剤する
門前薬局等が乱立し、結果として薬剤師の質の低下やかかりつけ薬剤師機能の脆弱
化、医療アクセスの偏在等に伴う患者不利益の可能性がある。
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