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地方創生2.0基本構想(案) (61 ページ)

公開元URL https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/atarashii_chihousousei/yusikishakaigi/dai10/gijisidai.html
出典情報 新しい地方経済・生活環境創生会議(第10回 6/3)《内閣官房》
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した出入国審査の高度化を図る。
ⅴ.AIやデジタル技術などの新技術を活用したスマート農林水産業
農林水産業の生産性の向上や環境負荷低減に繋げるため、農地の大区画化、
共同利用施設の再編・集約化に加え、気象や市況情報、生育予測プログラム
等の多様なAPIを活用したアプリやサービスの開発や、衛星情報等の宇宙
技術やAI技術を利用した高度な管理や出荷手法等の導入、リモート監視や
リモート操作を活用した労働力の外部化・無人化等、新たに策定した「省力
化投資促進プラン」に基づき、スマート農林水産業技術の開発及び普及を進
める。あわせて、こうした革新的な技術が効果的に活用されるよう、自動収
穫機で収穫しやすい品種への転換をはじめとする新たな生産方式の導入推
進やスマート農業教育の充実などの取組を進める。
ⅵ.水道情報の福祉分野での活用や衛星データを活用した漏水検知
検針訪問が不要な水道スマートメーターの導入促進を図り、リアルタイム
の使用量データを活用した遠隔からの見守りサービスに取り組む。また、人
工衛星からの電磁波の反射データをAIで解析し漏水可能性のある区域を
検知する技術等の普及促進により、水道事業における維持管理の効率化を進
める。
③デジタル技術の利活用に向けた環境整備
ⅰ.地域におけるデジタル人材の育成・確保の推進
特に地方において不可欠なデジタル人材の育成・確保に向け、関係省庁が
連携して総合的な対策に取り組む。具体的には、地域企業と協働した実践的
DXスキルが習得できる場の提供や、大学や高等専門学校、高等学校などで
の産業界等との連携強化、地方での職業訓練や能力開発におけるデジタル分
野での重点化などに取り組む。また、地方独自の目線で独創的なアイデアや
技術を持つ若手トップデジタル人材の輩出に向けたメンターによる育成を
各地域で実施するほか、都市部等の人材と地域企業とのマッチングをサポー
トしているプロフェッショナル人材事業などによる副業・兼業によるデジタ
ル人材の活用促進等を実施する。
ⅱ.地域におけるサイバーセキュリティ対策の促進
DXが進展する中、地方でのサイバーセキュリティ対策も不可欠な状況と
なっている。このため、全国各地で実践的サイバー防御演習「CYDER」を実施
し、地方においてもサイバー攻撃への対処能力をもつセキュリティ人材を育
成するとともに、関係省庁、業界団体や中小企業支援機関等が連携し、全国
各地で共助的な活動体である「地域 SECUNITY」の形成・活動を促進し、理解

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