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地方創生2.0基本構想(案) (17 ページ)

公開元URL https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/atarashii_chihousousei/yusikishakaigi/dai10/gijisidai.html
出典情報 新しい地方経済・生活環境創生会議(第10回 6/3)《内閣官房》
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第3章 地方創生 2.0 の起動
1.目指す姿
人口減少が進む中にあっても、我が国の成長力を維持していくためには、都
市も地方も、そして性別や世代を問わず、楽しく、安心・安全に暮らせる持続可
能な社会を創っていく必要がある。我が国の基盤である「強い」経済と、
「豊か
な」生活環境を更に発展させ、その基盤の上に、地域や人々の多様性が、国民の
多様な幸せ、「新しい日本・楽しい日本」を創り出していく。
これまでにも増して、人材や労働力が希少となる人材希少社会においては、
国民一人一人を大事にする社会、すなわち、人が中心の国づくりを進め、全ての
人を尊重する「人財尊重社会」を築いていく必要がある。そのため、教育・人づ
くりにより一人一人の人生の可能性を最大限引き出すとともに、その選択肢を
拡大していく。
多様な価値観を持つ一人一人が互いに尊重し合い、日本中のあらゆる地域が
自己実現を図っていくことのできる魅力溢れる場となることを目指す。地域社
会の多様性は、文化や産業の多彩な可能性を引き出す源である。地域の未来を
担う若い世代一人一人が、地域に愛着を持ち、それぞれの個性や特性を活かし
ながら主体的に考え、選択・行動できる力が育まれるような人づくりを行うと
ともに、自然環境や文化資源など、それぞれの地域の特性を活かすことで、個性
ある地方創生が実現する。
急速に進行する人口減少や少子化に対応するため、地方創生への取組は一刻
の猶予も許されない状況にある。それぞれの地域の「新しい・楽しい」取組が拡
がっていくよう、次の 10 年を見据え、
「地方創生 2.0」を力強く推進し、地域の
多様なステークホルダーを巻き込んで展開することで、この国の在り方、経済・
社会を変革する大きな流れを創り出していく。
地方創生 2.0 は、国とともに、地域の住民や産官学金労言士等が一体となっ
て実現を目指すものであり、
「みんなで取り組むもの」、
「みんなで実現を目指す
社会像」である。そのため、目指す姿を共有し、共通の理解の下で進められるこ
とが重要である。少子化対策の実施により人口減少のペースを緩和し、一定の
レベルで歯止めが掛かる社会が実現すること目指した上で、
「新しい日本・楽し
い日本」の実現に向け、東京圏転出入均衡を目指してきた「デジタル田園都市国
家構想」も発展的に継承し、10 年後に目指す姿(社会像)として定量的なもの
を提示する。
【10 年後に目指す姿】
〇若者・女性にも選ばれる地方をつくる
・ 若者が地方に残りたい、東京圏から地方に戻りたい、地方に行きたいと
思うことができる。また、地方に魅力的な学び場、働き場があり、若者が
地方で学びたい、働きたいと思うことができる

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