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地方創生2.0基本構想(案) (49 ページ)

公開元URL https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/atarashii_chihousousei/yusikishakaigi/dai10/gijisidai.html
出典情報 新しい地方経済・生活環境創生会議(第10回 6/3)《内閣官房》
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による産業振興計画の策定を促し、地域未来投資促進税制における地域経済
の成長発展に特に資する産業分野に対する重点措置等を通じて、地域の特性
を活かした成長産業の産業集積を一体的に促進する。
ⅳ.地域資源の高付加価値化の取組の強化
地域には、以下に掲げるような付加価値を生み得る様々な地域資源が存在
する。これらの地域資源を最大限活用する観点から、地域資源ごとの高付加
価値化の取組を強化するとともに、施策間連携、地域間連携により更なる高
付加価値化を図る。
(農林水産物・食品)
我が国の食料安全保障の観点も踏まえつつ、近年増加傾向にある農林水産
物・食品の輸出やインバウンドに係る食関連消費額をさらに拡大させる。そ
のため、観光事業者等とも連携しつつ、地域の特色ある農林水産物・食品な
ど地域資源を活用した輸出拡大の加速化、食品産業の海外展開、農泊をはじ
めとした里業、森業、海業等の取組へのインバウンド需要の取込みを図る。
また、地方経済の活性化のため、地方の食品産業と大学・スタートアップ企
業の連携で生まれるフードテックビジネスや農林水産物の高付加価値化に
向けた環境負荷低減の取組の「見える化」を推進する。さらに、多様な主体
が参画する「『農山漁村』経済・生活環境創生プラットフォーム」等を通じて、
農外企業との連携を促進する。
(酒類)
酒蔵で修行を積んだ若者が酒蔵を引き継いで新たに酒造りを始めている
例がみられるが、個別の少数の事例に留まっている。こうした中で、
「伝統的
酒造り」を次世代に継承していくため、2025 年度に実施する予定の調査事業
の結果も踏まえ、関係団体と連携して、意欲と能力のある者により酒造りが
はじめられる取組として、まずは新たに酒蔵の事業承継を支援する事業に取
り組み、国税庁が進捗をフォローアップしていくことを検討する。
(地場産業・伝統工芸品)
古くから地域に根差している地場産業を持続的に成長させていくため、そ
の歴史や技術の継承とあわせて商品価値を高めていく。そのため、国内デザ
イナーと連携したブランド化・高付加価値化や、外需獲得等に向けた海外企
業が求める環境等への配慮に関する国際認証取得支援に加え、地域の人材の
地元定着やインバウンド需要の獲得に向けたオープンファクトリーといっ
た、地域の実情に応じた取組を新たに推進する。特に、伝統的工芸品の海外
展開等の取組を更に後押しするため、製造協同組合等の取組及び民間団体の

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