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地方創生2.0基本構想(案) (44 ページ)

公開元URL https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/atarashii_chihousousei/yusikishakaigi/dai10/gijisidai.html
出典情報 新しい地方経済・生活環境創生会議(第10回 6/3)《内閣官房》
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あわせて、臨床実習に専念できる環境の整備や、大学・大学病院での医学教
育や卒後の研修など医師養成過程を通じ総合的な診療能力を有する人材養
成を促進する。また、中山間・人口減少地域における移動時間や担い手不足
等の課題を踏まえ、医療用MaaS、郵便局等を活用したオンライン診療を
はじめとして、患者が看護師等といる場合のオンライン診療(D to P with
N)の積極的な活用を含めたオンライン診療や訪問看護の推進を図るととも
に、妊娠期から産後における健診・分娩、へき地医療等のアクセス確保策に
取り組む。
また、全国規模で実施している医療DX等についても、地域において実施
可能な体制構築を進める。さらに、地域の特性に応じた移植医療体制の構築
を進める。
ⅲ.地域の介護・福祉サービス等の維持・確保
人口が減少する地域の実情に応じた効果的・効率的なサービス提供体制の
構築に向け、中山間・人口減少地域において、介護・福祉サービス提供体制
の維持・確保をするために、人員配置基準等の弾力化や介護報酬の中で包括
的な評価の仕組みを設けることなどの柔軟な対応を検討する。あわせて、特
別養護老人ホーム等が小規模事業所と連携して地域における介護サービス
を維持・確保すること等、複数事業者の連携・協働化を推進する。
また、中山間・人口減少地域においては、こどもから高齢者まで、年齢や
障害の有無にかかわらず、介護予防を主軸とした多機能なサポート拠点の整
備が重要である。地域共生社会の構築にも結びつく、こうした多機能の拠点
の整備の推進について検討を進め、必要な措置を講じる。
ⅳ.若者・子育て世帯に寄り添った結婚、妊娠・出産の希望を叶える支援
こども・若者が様々な事業や審議会等へ参画し、その意見が地域のまちづ
くりに反映されるよう好事例の普遍化に取り組むとともに、地方公共団体や
民間事業者等と連携し、若者が結婚、妊娠・出産、子育てを含むライフデザ
イン(将来設計)を描く機会を提供する。
また、地域全体で子育て世帯に選ばれる地方を構築する従来の子育て支援
に加え、周産期から産後における健診・分娩等のアクセス確保、保育機能を
中心とした総合拠点の整備やこどもの居場所づくり、悩みを抱えるこどもの
見守りに取り組む。あわせて、地域コミュニティの希薄化や児童福祉・こど
も若者支援人材不足への対応、里親、社会的養護経験者、ひとり親、医療的
ケア児など多様なニーズに即した地域の創意工夫を活用したサービスの提
供を図る。

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