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地方創生2.0基本構想(案) (20 ページ)

公開元URL https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/atarashii_chihousousei/yusikishakaigi/dai10/gijisidai.html
出典情報 新しい地方経済・生活環境創生会議(第10回 6/3)《内閣官房》
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チャレンジや自己実現を図るための基盤を形成することができる。これらの取
組の結果、多様で豊かな地域コミュニティの形成が図られ、地方に新たな魅力
と活力をもたらし、一層豊かな生活環境の創生につながっていく。
【10 年後に目指す姿】
〇 安心して暮らせる地方をつくる
・ 身近な生活必需品の買物に不自由しない
: 地域の買物環境を維持・向上する取組が行われている市町村の割合
を 10 割とする
・ 日常の医療・介護サービスに不自由しない
: 地域の医療・介護サービスを維持・確保する取組が行われている地方
公共団体の割合を 10 割とする
・ 日常の移動に不自由しない
: 「交通空白」地区において、それを解消する取組が行われている市町
村の割合を 10 割とする
・ 災害時も避難所の生活環境が確立されている
: スフィア基準を満たす避難所を整備するための災害用物資・資機材
の備蓄を行っている市町村の割合を 10 割とする
・ 人々が地域での暮らしに満足感を持っている
: 生活がこれから良くなっていくと思う人の割合を3倍とする

(3)「新しい日本・楽しい日本」
強い経済基盤と豊かな生活基盤を構築した上で、若者や女性にも選ばれる地
方(=新しい地方・楽しい地方)、高齢者も含め誰もが安心して暮らし続けるこ
とができ、一人一人が幸せを実現できる地方を創っていく。全ての人が安心と
安全を感じ、自分の夢に挑戦し、
「今日より明日はよくなる」と実感できる。多
様な価値観を持つ一人一人が、互いに尊重し合い、自己実現を図っていける活
力ある地方・国家、それが「新しい日本・楽しい日本」である。
特に、若者には、進学・就職・結婚等、人生の多くの選択の分岐点とともに、
様々な可能性が広がっている。こうした可能性の広がりがある若者が、多様な
生き方の選択ができることを大切にし、性別等にかかわらずやりがいのある仕
事に就きながら自立して成長していくことができ、多様な生き方を尊重され、
安心して生活することができる地域社会を目指していく。
地域コミュニティには顔の見える関係性があり、互いを気にかける温かさは
地域の強みである。一方で、アンコンシャス・バイアス等による画一的な役割・
期待が伴うと、若者や女性にとっては心理的な負担となり、都市部の匿名性に
自由を求める傾向が強まる。今後は、こうした「顔の見える関係性」に「多様な
生き方の尊重」を組み合わせ、誰もが安心して暮らせる地域づくりを進めてい
くことが、目指すべき地域社会の変革の基本的な方向性となる。

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