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【参考資料2】精神疾患を有する患者に対する腎代替療法等に関する調査研究報告書 (47 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_58633.html
出典情報 精神保健医療福祉の今後の施策推進に関する検討会(第7回 6/9)《厚生労働省》
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令和6年度 障害者総合支援事業費補助金(障害者総合福祉推進事業)
精神疾患を有する患者に対する腎代替療法等に関する調査研究 報告書

6.3. RRT の現状
「わが国の慢性透析療法の現況」 (日本透析医学会, 2024)によると、2023 年末時点での
透析患者総数は約 34.4 万人であり、HD は約 33.3 万人、PD は HD 等との併用者も含めて
約 1 万人となっている。2023 年の新規透析導入患者は 38,764 人、うち HD での導入は
36,414 人、PD での新規導入は 2,350 人となっている。一方、腎移植については、2022 年
には 1,782 例実施されており、生体腎移植が 1,584 例、心停止下腎移植が 28 例、脳死下腎
移植が 170 例であり、14,080 名が献腎移植を希望して日本臓器移植ネットワークに登録し
ている (日本移植学会, 2023)。これらのことから、本邦では RRT としては透析療法、特に
HD が多い状況にある(図 29 本邦における RRT の経年変化(人))

国際的にみてみると (National Institute of Diabetes and Digestive and Kidney Diseases
2024)、治療を受けている ESRD の本邦の有病率は 2,752.9 人(対人口 100 万人)で台湾に
ついで第 2 位であり(図 30 各国における治療を受けている ESRD の有病率(対人口 100
万人)

、透析患者の有病率も 2,682.5 人(対人口 100 万人)同様である(図 31 各国にお
ける透析を受けている ESRD の有病率(対人口 100 万人)
)。また、各 RRT の割合について
は、病院における HD の割合が世界第 3 位となっている(図 32)


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