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【参考資料2】精神疾患を有する患者に対する腎代替療法等に関する調査研究報告書 (25 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_58633.html
出典情報 精神保健医療福祉の今後の施策推進に関する検討会(第7回 6/9)《厚生労働省》
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令和6年度 障害者総合支援事業費補助金(障害者総合福祉推進事業)
精神疾患を有する患者に対する腎代替療法等に関する調査研究 報告書



スタッフへの暴言・暴力が認められる場合。



抜針行為(布団の中で抜針すると気づくのが遅くなる)




継続的な精神科通院につながらないこと。



精神症状があっても、精神科受診につながらないこと。



数は少ないが、スタッフの労力を相当とられること。



安静が保てない人がいると、周囲の患者も影響を受けること。



自傷行為、暴力を認める場合は受け入れ困難。



精神症状が安定していればよいが、悪化すると大変。

精神疾患患者に透析を行う上での工夫
・ 安静を保てない人は別エリアで透析する。
・ パーテーションで区切る、ベッドを離すなどの対応。
・ サテライトクリニックに勤務する精神科の非常勤医師との連携。
・ 本人の好きなもの(チョコレートとか)で気をそらす。
・ ミトンを使う。
・ 薬を使う(帰宅してから過鎮静となることが問題)

・ 拘束はしない(拘束が必要な状況であれば入院)

・ 精神科医療機関で受けてもらえず、医療ソーシャルワーカーが月 1 回本人と十分な時間
をとって面談をすることにより、心理的なケアを行った。
外来での透析が困難となった場合の対応
・ 入院できる医療機関を探す。
・ 通院中の精神科が入院先を調整することは少ない。透析を行っている医療機関が入院先
を探すことが多く、精神科につながっていない人もいる。
入院先を探す際の困難


そもそも入院可能な病院が極めて少ない。



アルコール依存、薬物依存、ギャンブル依存など、依存症関係はさらに受け入れ先がな
い。



地域の評判がよくない場合であっても頼らざるを得ない現状がある。



医師への確認に時間がかかる。



入院したあとに不整脈があることがわかり退院となったことがあるなど、他の身体疾
患があると受け入れがさらに困難となる。



近隣の精神科病院に受け入れ相談したが、診療報酬上の理由で入院できなかったこと
があった。
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